
「ミケーレ・サッタ・カヴァリエーレ 」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
ミケーレ・サッタ | SG | 2015 | イタリア | トスカーナ |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
13.5 | ¥5,000 | 赤 | 飯田 | 11/11/2021 |
「ミケーレ・サッタ・カヴァリエーレ 」レビュー
ワインの外観
朱~オレンジがかったガーネット
ワインの香り
グラスを回す前:赤果実、ザクロ、土っぽさ、スパイス
グラスを回した後:コンポスト、有機肥料、温かみ、干しバラ、赤こしょう、干し肉
ワインの味わい
しっかりした口当たり、乾いたタンニンが力強く、アルコールのボリュームも感じる、口中では赤い果実のエレガントな果実味とバラのような華やかさも感じつが、余韻では再度力強さを感じる
その他コメント

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輸入元情報
銘醸地ボルゲリで約40年間にわたりテロワールと向き合うアルティジャーノ
ボルゲリDOCの最南端の村カスタニェート・カルドゥッチに居を構える人気の生産者。当主ミケーレは大学卒業後ボルゲリに移住し、“我が天職はワイン造りである”と目覚め、1983年に自身のワイナリーを興しました。1987年に近代的な設備を備えたワイナリーが完成。約40年間に渡り毎日畑でブドウの世話をしてきたミケーレは、誰よりもボルゲリのことを熟知する人物。ボルゲリの個性を生かした、この地だからこそのエレガントなサンジョヴェーゼを造る事に情熱を注いでいます。今なお新たな挑戦に余念のない根っからのアルティジャーノ(職人)です。ミケーレは大学卒業後、まずボルゲリの農園で果樹や野菜の栽培に従事。畑で働く生活に愛着を感じながら、次第にワイン造りに心惹かれていきます。1983年にこの農園の仕事を辞めて独立、世界のトップワインメーカーの一人として有名なアッティリオ・パーリと出会い、彼の協力を得ながらワイン造りをスタートしました。1991年にカベルネソーヴィニヨン、メルロ、シラーやサンジョヴェーゼを自社畑に植樹し、これが後にピアストライアを構成する重要な品種となりました。1992年にはブルゴーニュからヒントを得て、発酵にステンレスタンクではなく上面開放式の大樽を採用。当時としては早い導入でした。現在もカヴァリエーレとピアストライアで使用しています。1997年に畑を買い足し、斜面を利用した地下セラーを増築しました。キーとなる品種は、赤はサンジョヴェーゼ、シラー、テロルデゴ。サンジョヴェーゼはエレガンスを与える大事な品種で、ミケーレの<指紋>と表現されるように、赤ワインの殆どにブレンドしています。サンジョヴェーゼは、ボルゲリではブドウ生産量の約2%程度と非常に少ないですが、ピノノワールを彷彿とさせるエレガンスに満ちた非常に素晴らしい味わいのワインになります。ブレンドに少量使われるのみだったこの品種を、ヴェロネッリの創始者故ルイージ・ヴェロネッリのススメにより、100%でワインを造るようになりました。シラーはミケーレがローヌを訪れた際に魅了された品種で、ヴィオニエもまた同様です。テロルデゴは、大学時代にトレンティーノ・アルト・アディジェにて大変興味を持った品種で、ボルゲリではミケーレだけが栽培しています。シラーに似たスパイシーさと、カベルネのような良質なタンニンがあり、この品種もワインにエレガンスを与えます。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ