ミケーレ・サッタ・カヴァリエーレ

「ミケーレ・サッタ・カヴァリエーレ 」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
ミケーレ・サッタ SG 2015 イタリア トスカーナ
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
13.5 ¥5,000 飯田 11/11/2021

「ミケーレ・サッタ・カヴァリエーレ 」レビュー

ワインの外観

朱~オレンジがかったガーネット

ワインの香り

グラスを回す前:赤果実、ザクロ、土っぽさ、スパイス

グラスを回した後:コンポスト、有機肥料、温かみ、干しバラ、赤こしょう、干し肉

ワインの味わい

しっかりした口当たり、乾いたタンニンが力強く、アルコールのボリュームも感じる、口中では赤い果実のエレガントな果実味とバラのような華やかさも感じつが、余韻では再度力強さを感じる

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
乾いたタンニンの力強い赤ワイン

 

月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載しています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

ワインコメント一覧と会員について

輸入元情報

銘醸地ボルゲリで約40年間にわたりテロワールと向き合うアルティジャーノ
ボルゲリDOCの最南端の村カスタニェート・カルドゥッチに居を構える人気の生産者。当主ミケーレは大学卒業後ボルゲリに移住し、“我が天職はワイン造りである”と目覚め、1983年に自身のワイナリーを興しました。1987年に近代的な設備を備えたワイナリーが完成。約40年間に渡り毎日畑でブドウの世話をしてきたミケーレは、誰よりもボルゲリのことを熟知する人物。ボルゲリの個性を生かした、この地だからこそのエレガントなサンジョヴェーゼを造る事に情熱を注いでいます。今なお新たな挑戦に余念のない根っからのアルティジャーノ(職人)です。
ミケーレは大学卒業後、まずボルゲリの農園で果樹や野菜の栽培に従事。畑で働く生活に愛着を感じながら、次第にワイン造りに心惹かれていきます。1983年にこの農園の仕事を辞めて独立、世界のトップワインメーカーの一人として有名なアッティリオ・パーリと出会い、彼の協力を得ながらワイン造りをスタートしました。1991年にカベルネソーヴィニヨン、メルロ、シラーやサンジョヴェーゼを自社畑に植樹し、これが後にピアストライアを構成する重要な品種となりました。1992年にはブルゴーニュからヒントを得て、発酵にステンレスタンクではなく上面開放式の大樽を採用。当時としては早い導入でした。現在もカヴァリエーレとピアストライアで使用しています。1997年に畑を買い足し、斜面を利用した地下セラーを増築しました。
キーとなる品種は、赤はサンジョヴェーゼ、シラー、テロルデゴ。サンジョヴェーゼはエレガンスを与える大事な品種で、ミケーレの<指紋>と表現されるように、赤ワインの殆どにブレンドしています。サンジョヴェーゼは、ボルゲリではブドウ生産量の約2%程度と非常に少ないですが、ピノノワールを彷彿とさせるエレガンスに満ちた非常に素晴らしい味わいのワインになります。ブレンドに少量使われるのみだったこの品種を、ヴェロネッリの創始者故ルイージ・ヴェロネッリのススメにより、100%でワインを造るようになりました。シラーはミケーレがローヌを訪れた際に魅了された品種で、ヴィオニエもまた同様です。テロルデゴは、大学時代にトレンティーノ・アルト・アディジェにて大変興味を持った品種で、ボルゲリではミケーレだけが栽培しています。シラーに似たスパイシーさと、カベルネのような良質なタンニンがあり、この品種もワインにエレガンスを与えます。

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ