
「ミネルヴォア・ツール・ド・リュー BIO」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
ファミィーユ・ファーブル | シラー80%、サンソー20% | 2020 | フランス | ラングドック |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
14 | ¥3,000 | 赤 | カリテ・エ・プリ | 3/25/2024 |
「ミネルヴォア・ツール・ド・リュー BIO」レビュー
ワインの外観
濃いめのダークチェリーレッド、青がやや残る
ワインの香り
グラスを回す前:乾燥プラム、ミキプルーン、アニス、クローヴ、ローリエ
グラスを回した後:黒オリーブ、ユーカリ、ヨード、なめし皮、黒や緑の胡椒
ワインの味わい
厚みある食感、力強く凝縮感ある果実味、非常に強いタンニン、酸強め、甘苦スパイスの風味、ベリーをスパイスとコンポートしたような、ボリューミーで強めのワインだが熟成して滑らかさ出ている
その他コメント

季節
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グラス | 温度 | 軽重度 (10段階) |
冬 | 大ぶりびわ | 20℃前後 | 8 |
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輸入元情報
2005年独自の最上畑がアペラシオンとして認定されました
ファーブルファミリーは300年以上に渡ってコルビエールのシャトー・ファーブル・ガスパレでワインを造り続けています。前当主ルイ・ファーブルは1982年より第14代目としてワイナリーを引き継ぎ、高品質、有機ブドウ栽培に焦点を置くワイン造りを推進。そして2005年、独自の最上畑がアペラシオンとして認定されました。賑やかな食事の時間、あるいは近くのガリーグで風の吹く散歩の時間を通じて、彼らの情熱は世代から世代へと受け継がれていました。2019年ヴィンテージからは、双子の娘であるクレメンスとジャンヌ、ポールの3人が家族のドメーヌに戻ってきました。現在はクレメンス・ファーブルが15代目当主を務めています。
味わいはフルーティーでスパイシーでパワフル。
赤い果実(チェリー)の香りにリコリス、ミントのニュアンス。
イキイキとした酸味と非常になめらかなタンニンが飲んだ後にも鮮やかに残り、力強い余韻となります。
タプナードやフェンネルのような味わいも。オーガニックおよびHVE認定を受けた畑のブドウを使用。
畑はフランスの中央高地(マシフ・サントラル)のふもとにあり、
松林と自生したハーブに囲まれた絵のように美しい場所です。
夏の太陽は灼熱といってもいいぐらいですが丘陵地で標高が高く、降雨量も多いため基本的にひんやり。
この地方でセルスと呼ばれる強風が吹きますがノワール山が盾となり畑を優しく守ります。
ファミィーユ・ファーブルはここでシラーとサンソー、グルナッシュの3つのブドウ品種を育てています。
繊細さとエレガンス、深みが加わるワインとなり、ラングドック・クリュと称されるのにふさわしい土地といえます。
●土壌:泥、石灰質、ノワール山の丘陵地より浸食した砂岩ブドウそのままのフレッシュさと果実味をキープするため温度には気を配ります。
温度を保ったままソフトプレス、その後ステンレスタンクで熟成。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ