
「シャルドネ シュル・モンブコン」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
エリック・エ・ベランジェール・ティル | CH | 2016 | フランス | ジュラ |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
13 | ¥4,800 | 白 | ヌーヴェルセレクション | 12/9/2024 |
「シャルドネ シュル・モンブコン」レビュー
ワインの外観
黄金色がかったレモンイエロー
ワインの香り
グラスを回す前:カリンのシロップ漬け、樹から落ちた梨、シナモン、紅茶
グラスを回した後:べっこう飴、甘栗、焼き芋
ワインの味わい
滑らかな食感、思ったよりピュアな果実味、ピンクGFやオレンジ、洋ナシのような果実味、ややしっかりめの酸、べっこう飴や焼き栗のような香ばしさ、鉄を思わせるミネラル
その他コメント

ジュラ、CH、2020、11.5、4000と予想も2016年。自然派なので4年熟成でこのくらいになっているのかと思ったら、8年熟成していた。
季節
|
グラス | 温度 | 軽重度 (10段階) |
冬 | 大ぶり丸 | 9-16℃ | 6 |
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輸入元情報
アルザス出身のエリック・ティルが、ジュラ中部のトルナル村に2009年に創業したドメーヌです。少しずつ畑を増やしていき、現在の栽培面積は7ヘクタール、その全面積で2012年からビオロジック栽培を実践し、2020年にビオディナミに転換しています。
「ヴィニュロンになりたいという子供の頃からの夢を叶えることができました。この仕事の素晴らしさは、畑仕事の質と量がワインの品質に確実に反映されるところです。大きなやりがいを感じながら、毎日畑仕事に没頭しています。いろいろなワイン産地の研究をしましたが、僕が目指すスタイルのワインを造れるのはジュラだと思いました。体の隅々まですーっと染み込み、深い癒しを感じられるようなワインを造りたいのです。そしてそのためには、何よりもぶどうが完熟していなければなりません。僕のぶどう樹の葉は、ぶどうを収穫する時には黄色に変わっていて、しおれかかっています。ぶどう樹のすべての養分やエネルギーが、ぶどうの粒に凝縮されているからです」。
2020年9月には、フランス農務省やINAO等のフランス当局が10年の歳月を経てヴァン・ナチュールを公式に定義・認可した「Vin méthode Nature」に、ジュラで初めて加盟しました。「ヴァン・ナチュールとしての完璧な定義を持ち、かつ清麗で美味しいという、「VmN」の理念に深く共感しています」。
畑仕事の息抜きにはガーデニングをしているという、植物の、自然の、申し子。彼のワインは、まるでその液体が生命を宿しているかのように生き生きと、そしてしみじみと、体に溶け込んでいきます。いつまでも飲んでいたい。このゆっくりとした夜が永遠に続いてほしい。そんな気持ちにさせてくれるナチュラルワインです。
AOP Côtes de Jura。リウ・ディ「モンブコン」からのシャルドネ100%。1.8ha。粘土石灰質土壌。平均樹齢50年のVV。ステンレスタンクで発酵後、18ヶ月間熟成。爽快な柑橘系の風味。桃のようなコクのあるシャルドネです。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ