
「トゥヴィ オア ノット トゥ ビー」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
スマロッカ | チャレッロ、GW、Ri | 2023 | スペイン | カタルーニャ |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
12 | ¥2,200 | 白 | 飯田 | 2025/4/25 |
「トゥヴィ オア ノット トゥ ビー」レビュー
ワインの外観
レモンイエロー
ワインの香り
グラスを回す前:柑橘、レモン、パッションフルーツ、草原、ミント、白い花、ジャスミン
グラスを回した後:まろやかさ出る、メロン、パパイヤ、微かにマッチ
ワインの味わい
さらりとした食感、香り印象よりドライ、味わいはしっかりとしていてぶどうが完熟していることは分かるがフルーツの風味は感じにくく、ハーブと花が強め、酸しっかり、マッチを擦ったような(硝煙)ミネラル感、余韻に酸と甘い花感
その他コメント

仏ロワールSB2023、12.5、1800円と予想も、全く当たらず。ジャスミンの香りはGW由来か。
季節
|
グラス | 温度 | 軽重度 (10段階) |
春 | 中ぶりびわ | 8-14℃ | 4 |
月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載しています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。
ワインコメント投稿のコンセプト
「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。
プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。
輸入元情報
ブドウは100%自社畑!貴族から譲り受けたエリア最良の畑を所有
スマロッカ家は、スペインの北東部の銘醸地ペネデスにて、1983年よりワイン造りを始めました。現在、畑は約500haを所有。栽培者として常に好奇心を持って、次々と新しい栽培方法を研究し続ける、この地域のパイオニア的存在です。 全てのワインに自社畑のブドウのみを使用し、栽培から醸造、瓶詰めに至るまで一貫した徹底管理を行います。これはクオリティの追求には欠かせないポイントです。 ワイナリーは最新の設備でセラーも拡張。伝統は守りながらもそれだけにとらわれない実力派、注目の生産者です。スマロッカ家は以前ピレネー山麓でブドウ栽培を行っていましたが、1980年代初めにペネデスにやってきました。当時は約60haからスタートしましたが、1999年、土地の貴族であるモニストロル公爵から400haもの畑を購入します。公爵はお金に困り、所有する畑の中で最上の部分をこっそりスマロッカ氏に売却したのです。最大手のスパークリングワインメーカーも購入の意思があり、スマロッカをはるかに上回る金額を提示しましたが、公爵はスマロッカ氏との約束を守ったといいます。スマロッカ社のワインはこのエリア最上の畑のブドウから造られています。歴史のある畑だからこそ、平均樹齢が高く、樹齢90年以上の樹も多く残っています。現在、ペネデスの自然環境に適応する固有品種に集中し、2014年から全ての畑を有機栽培に転換、2018年からオーガニック認証です。畑で羊を飼い自社コンポストを造ったり、銅の使用量が少ないカビ菌耐性品種に挑戦したり、出来る限り自然に近い栽培を目指しています。スマロッカ社のカバが高い支持を受ける秘密は、「フリーランジュースの高比率」、「規定より長めの瓶内熟成」、「ドサージュ(加糖)の少なさ」という贅沢な造りにあります。発酵に使うブドウ果汁は、トップキュヴェのヌリアで100%、通常のカバでも50~60%のフリーランが使用されています。また、レセルバクラスの熟成における法的規定は最低15カ月ですが、スマロッカでは20カ月以上瓶熟させ、このレセルバクラス以上のカバには、エチケットに「SUMARROCA」のロゴが印字され、その品質を保証しています。エントリータイプのブジョニスでも10~12カ月という長い熟成期間です。打栓後は、味わいを落ち着かせるため、6カ月保管してから出荷しています。それゆえ、長期熟成由来のデニッシュのような風味に心地よい泡、ベースワインの果実味が相まって、ユニークで非常に美味しいカバとなるのです。
驚くべきブレンドの個性派白ワイン。マンゴー、ピーチ、メロン、バラやオレンジの花などの複雑で豊かなアロマ。フルーティな味わいと長く心地よい余韻。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ