
「オデ・ダイディ マディラン」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
ファミーユ・ラプラス | タナ100% | 2017 | フランス | 南西地方 |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
14 | ¥2,650 | 赤 | モトックス | 7/1/2024 |
「オデ・ダイディ マディラン」レビュー
ワインの外観
奥が全く透けない濃く黒めのダークチェリーレッド、青が入っている
ワインの香り
グラスを回す前:黒い果実、干した赤果実、干し花、赤身の熟成肉、木炭、アミノ酸
グラスを回した後:アミノ酸要素より華やかさが増す、乾燥バラ、赤胡椒、黒胡椒、ダージリンの茶葉
ワインの味わい
さらりとしつつやや強めの食感、熟度ある果実味だがフルーツ香は抑えめ、タンニンやや強め、酸もしっかり、しなやかな花感、赤胡椒のような華やかさ、レバーや血液のような鉄分(ミネラル)
その他コメント

色は若いかと思ったが、香りと味に熟成肉っぽさ。イタリアかとも思うが、非常に濃いのに果実味が強いわけではない→仏南西地方、タナと言いたいがタンニン滑らかさある、ブラインドは難しいが非常に良いワイン、コスパも良い
季節
|
グラス | 温度 | 軽重度 (10段階) |
夏 | 大ぶりびわ | 20-22℃ | 8 |
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輸入元情報
A.O.C.マディランの立役者。シンボルと称えられる銘醸シャトー・ダイディ
■マディランのシンボル
ラプラス家はA.O.C.マディランとして初めてワインのボトリングと販売を行った生産者です。それ以前にこの地域で生産されていたワインは全て、下位カテゴリー(今日でいうIGP)のワインとブレンドされていました。1930年代後半、ほとんどの生産者がトウモロコシの混作・複合型(ポリカルチャー)から単一栽培(モノカルチャー)に切り替えていく中、ラプラス家はマディランからワイン畑が消えてしまわないよう、その流れに反して品質重視のワイン造りへと動き出しました。先々代フレデリック・ラプラス氏は、A.O.C.マディラン取得(1948年)にも尽力したマディランのパイオニア的存在です。 その後、1960年代に跡を継いだ息子ピエール氏が区画整理と醸造技術の改良を推し進め、現在に至るワイナリーの基礎を築きました。
今日でもラプラス家はこの地域では先駆者として、高品質ワインの生産者として、そして何よりも、友好的で心の広いワイナリーとして非常に高く評価されています。
マディラン地区で近年非常に注目を集めている生産者「シャトー・ダイディ」のセカンドワイン。タナ種に由来する重厚なコクが持ち味です。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ