
「サヴィニィ・レ・ボーヌ・ブラン」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
フレデリック・フェリ | CH | 2019 | フランス | ブルゴーニュ |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
15 | ¥5,980 | 白 | アズマコーポレーション | 2022/8/8 |
「サヴィニィ・レ・ボーヌ・ブラン」レビュー
ワインの外観
キラキラ輝くレモンイエロー
ワインの香り
グラスを回す前:青りんご、洋ナシ、白や黄の花、ミント
グラスを回した後:華やかさ、清涼感、ミネラル感(花畑、ミントティー、貝殻)、バニラ、香ばしさ
ワインの味わい
シャキッとした口当たり、レモンのような果実味、酸もしっかり、その中にパインなどの南国果実やバニラのニュアンス、香り同様貝殻を思わせるミネラル感があり、南国風味でふわりと広がる余韻を再度シャキッと引き締めている
その他コメント

昨年2018を飲んだが、それよりミネラリーで若さある感じ。その分、熟成しそう。現段階ではシャキッと感がより強く、もうちょっと熟成させたい。
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輸入元情報
1941年からワイン造りを行っていましたが、その当時は収穫した葡萄の桶売りが中心で、自社詰めワインは全体の3割程度でした。その後1988年から本格的にドメーヌ業をスタート。2代目当主ジャン・フェリ氏の「フィネス(品格)を感じるワイン造りを追求したい」という考えから2008年以降オーガニック栽培に着手。更に3年ほどかけて畑全体に広げ、2011年からは殆どの自社畑をオーガニック栽培で実現。2018年から国内販売中心の市場から海外への販売を開始。
大変希少なサヴィニィ・レ・ボーヌの白ワイン。コクがありながらも品格も備わった魅力の1本
サヴィニィ・レ・ボーヌと言えば赤ワインをイメージするのが一般的です。実際にサヴィニ村の生産量の99%以上が赤ワインです。しかしサヴィニの村の畑の一部は北東向きに面している畑もあり、そこに極少量シャルドネ種を植えて白ワインを生産している生産者もいます。村名畑コンナルディス(Connardises)もその畑の一つで、フレデリック・フェリはそこにシャルドネの畑を0.75ha所有しています。畑はオーガニック栽培。土壌は褐色粘土石灰質土壌で葡萄の平均樹齢は30年。ミディアムローストしたトロンセ産の新樽を使用して(新樽比率70%)16か月熟成して瓶詰めされます。 ワインは樽由来のヴァニラを思わせる香りと、葡萄由来のナッツやパッションフルーツを思わせるフレーヴァ―とが相乗してコクがありながらも、良質な酸の響きも余韻として残ります。とても贅沢な味わいが楽しめる1本。年産約4,000本の限定品。
〜テイスティングコメント〜
樽由来のヴァニラ香と、葡萄由来のナッツやパッションフルーツを思わせるフレーヴァ―、そして良質な酸の響きが印象的。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ