ビズ ピエモンテ ヴィオニエの外観

「ビズ ピエモンテ ヴィオニエ」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
ルカ・フェラリス ヴィオニエ100% 2020 イタリア ピエモンテ
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
15 ¥4,000 稲葉 2023/10/30

「ビズ ピエモンテ ヴィオニエ」レビュー

ワインの外観

ビズ ピエモンテ ヴィオニエの外観

黄金色に輝くレモンイエロー

ワインの香り

グラスを回す前:白桃、白い花、豊潤、ふくよかさ

グラスを回した後:分厚い香りながら柔らか、白桃や洋ナシ感がジューシーすぎずふんわり、蜂蜜、黒鉛

ワインの味わい

厚みある食感、果実味分厚い濃厚、蜂蜜のような豊潤さはほろ苦さもあり香りより力強い、酸は中程度だが相対的に穏やかに感じる、薪、炭、香ばしさ、ビターチョコやエスプレッソ

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
香りふんわり味はビター
香りの要素としては強いが香りの印象はふんわり。飲むとビターさあり力強い
季節

グラス 温度 軽重度
(10段階)
大丸か大びわで実験したい 14℃前後 8

月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載しています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

ワインコメント一覧と会員について

輸入元情報

唯一の公式なクリュ「パッロコ」を所有するルケのパイオニア

ルケの生産者協会の会長を務めるリーダー的生産者
1979年生まれのルカ フェラリスは、フェラリス アグリコーラの4代目当主として活躍する人物です。ルカは、ルケの生産者協会の会長を務めており、この地域を代表する生産者として知られています。ワイナリーの歴史は、今からおよそ100年前の1921年にまでさかのぼります。1899年にアメリカへ移り住んだルカの曾祖父、ルイジが得た資金を元手に妻のテレーザ(曾祖母)と息子のマルティーノ(祖父)が畑と建物を購入しました。しかし、マルティーノの息子ルイジ(父)は、ワイナリーを継がず、トリノへ移り住み別の仕事についていました。葡萄の栽培は行なっていたものの、収穫した葡萄は協同組合に販売していました。「父の世代の人々は、トリノに出稼ぎに行っていました。しかしここ10年ほどでルケが人気になったおかげで、人々が地元のワイナリーで働くようになってきています。それぞれが植樹を行いエリア全体が復活したのです。ルケが国際的に成功したことで簡易的な宿泊施設やレストランができ、観光地としても栄え、経済も活性化するようになったのです」。

「★★★★ルケ ディ カスタニョーレ モンフェッラートのトップ生産者」――『ポケットワインブック2020』
トリノで生まれ育ったルカは、幼い頃、週末や休暇中に祖父母の家に行っては、洞窟のようなセラーや葡萄畑で遊んでいました。そしていつしかワイン造りの道を志すようになっていました。「父は、私がワインメーカーとして働きたいと言ったとき大反対しました。しかし、ルケという葡萄が頭の中から離れることはなく、父の反対を押し切って葡萄栽培者としての道に進むことを決意したのです。そして2001年から正式に祖父母のカンティーナを引き継ぎました」。当時、ルケは最後まで発酵させる技術がなかったため、甘口のワインとして生産されていました。ルカは、このエリアで初めてグリーンハーベストを行い、収量制限によって葡萄の品質を高めました。

「ルケは樹勢が強く、そのままにしておくと多くの実をつけてしまい、集約した葡萄が得られません。質の高い葡萄を得るためにはこの作業が必要になります。地面に葡萄をたくさん落とすことに皆が驚きましたが、それは間違いではありませんでした」。そして、低温発酵の導入や酵母の改良などを経て、高品質な辛口のワインを造れるようになっていきました。「2001年に初めてのワインを造りました。当時は、当然従業員もいませんでしたので、友人たちに手伝ってもらっていました。現在、ルケという葡萄でワインを造り続けて18年になります」。今ではワインの生産量は5,000本から25万本へ、栽培面積は1haから30haへ、従業員はルカひとりから8人へ増え、30ヶ国に輸出するまでになりました。ヒュー ジョンソンの『ポケットワインブック2020』では、最高評価の4ッ星生産者として掲載され、トップ生産者として評価されています。

完熟したヴィオニエを使い
樽で発酵、熟成させた濃密なスタイル
フェラリスでは2006年に初めてヴィオニエを植え、それ以来この品種のポテンシャルを強く確信しています。このワインに使用するヴィオニエは標高250m、丘の頂上にある最も日当たりの良い畑のものを使用します。土壌は赤い砂と粘土です。完熟したヴィオニエを使い、コンドリューを思い起こさせるようなスタイルを目指しています。収穫した葡萄は優しく圧搾した後、全体の2/3をステンレスタンクに入れ、約15度に温度コントロールしながら発酵させます。残りの1/3はトノーの新樽で発酵させます。熟成は綺麗な澱と共に12ヶ月、その間バトナージュを行います。ボトリング後、12~18ヶ月瓶熟させてからリリースします。輝きのある黄金色、洋梨やアプリコット、ライムの花やハチミツを思わせる豊かなアロマが広がります。口当たりはフレッシュかつエレガントですが同時に複雑さや丸みが感じられます。「ビズ(Bisou)」とはキスの意味で、頬と頬を合わせて「チュッ」と音を立てる挨拶のこと。ルカの妻のキアラが子供の頃、両親から「ビズ」という愛称で呼ばれていたことにちなんでいます。

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ