
「カンシー・ヴィエイユ・ヴィーニュ」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
ドメーヌ・トロテロー | SB | 2019 | フランス | ロワール |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
13.5 | ¥3,780 | 白 | アズマコーポレーション | 2021/10/9 |
「カンシー・ヴィエイユ・ヴィーニュ」レビュー
ワインの外観
ディスク厚い、やや黄色強めのレモンイエロー
ワインの香り
グラスを回す前:カリン、黄色い花、菩提樹
グラスを回した後:ハチミツレモン、鉱物、石灰、白こしょう
ワインの味わい
分厚い食感、すぐに感じる骨太なミネラルは噛めるようなレベル、その後で塩味と白こしょうのようなスパイス感、不思議と余韻には甘味も感じる
その他コメント

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輸入元情報
ドメーヌ・トロテローはロワール河から少し離れたエリア、サンセールの南西に位置する、カンシー村にあります。カンシーの栽培面積は200ha弱と狭く、近隣のエリアと比較しても小規模なエリアです。アペラシオンの歴史は古く、14世紀には宮廷御用達となり、フランス国内でも多く親しまれ、1936年にAOC認定されました。同年に認定されたシャトーヌフ・デュ・パプと並びフランスでも有数の歴史を持つアペラシオンの一つとされています。そんなカンシーでも有数の作り手、ドメーヌ・トロテローの現在のオーナーは9代目のピエール・ラゴン氏です。畑は石英を多く含む粘土石灰質です。通常のカンシーの畑は1988年に植樹しました。ヴィエイユ・ヴィーニュの畑は1905年と1934年に植えられたもので、樹齢100年を超える古木もあります。ヴィエイユ・ヴィーニュの畑はマルコタージュ法というブルゴーニュの取り木法と共通する仕立てが残っています。これは生育中の枝の一部を土に埋めて「子株」とし、埋親株と切り離さずに畑の栽培密度を保つ方法です。何世代にも渡り取り木することで、古来よりその畑に植えられている種を保つことができます。自然を尊重した農法で、環境負荷軽減への取り組みも行っております。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ