
「シャトー・ラコサード・サン・マルタン トロワ・ムーラン」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
シャトー・ラコサード・サン・マルタン | セミヨン60%、SB40% | 2022 | フランス | ボルドー |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
13.5 | ¥2,400 | 白 | モトックス | 2025/2/25 |
「シャトー・ラコサード・サン・マルタン トロワ・ムーラン」レビュー
ワインの外観
やや濃いめ、キラキラ輝くレモンイエロー
ワインの香り
グラスを回す前:洋ナシ、パイン、パッションFなどややトロピカルな果実香豊か、黄色い花、蜂蜜、若干ナツメグやバニラなどのスパイス
グラスを回した後:香ばしさ出る、若干の木炭、チョコ、濡れた木、ヨーグルト
ワインの味わい
やや厚みある食感、黄桃や洋ナシを思わせる完熟感ある果実味ながら酸がしっかりあるのでタイトさある、酸は丸く、樽由来と思われるトーストのような香ばしさにココナッツミルクのような柔らかさもあり、バランス良い
その他コメント

“ボトル形状を見たのでボルドー白と予想するが、それがなければ樽感からCHと言っているかも。樽の効いたCH以外をもっと知るのに良いワイン。
味は好み。冬用のボルドー白として非常に良い。”
季節
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グラス | 温度 | 軽重度 (10段階) |
冬 | 大ぶり丸 | 9-13℃ | 7 |
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輸入元情報
「最も偉大な白ワインを造れるのはセミヨン」 ぶどうへの愛情と飽くなき挑戦
ボルドーの白ワイン、と聞くと「軽くてさっぱりとした味わい」を想像される方も多いと思います。事実、ボルドーの白ワインはソーヴィニヨン・ブランを主体とした、酸味がしっかりと効いた、爽やかなスタイルのものが多いのです。
ところがここのシャトー、ソーヴィニヨン・ブランの比率はわずかに10%!残りの90%は、セミヨンという品種を使っています。それはなぜでしょうか。
オーナーのシャルダ氏は、「ボルドーで最も偉大な白ワイン、つまりシャトー・ディケムはセミヨンで造られているでしょう?セミヨンには熟成のポテンシャルがあるんだよ」と語ります。
ソーヴィニヨン・ブランという品種は、早い時期に収穫しておかないと、その特徴であるしゃっきりとした酸味と爽やかなアロマが失われてしまいます。対してセミヨンの場合、遅く収穫することができるため、十分に完熟したブドウを得ることができます。そうすることで、凝縮感のある、厚みのあるボディに仕上がり、樽で熟成させても素晴らしいバランスを保つことができるのです。
「ペサック・レオニャンに匹敵する、白のグラン・ヴァンを造りたいんだ。そのためにセミヨンという品種にこだわっているんだよ。もちろん、この畑のテロワールがあってこそだけどね。」そう語るシャルダ氏の目は、とても生き生きとして、まるで少年のようです。
醗酵・熟成共にブルゴーニュ樽を使用。ミネラル分豊富な土壌からできるフレッシュ感のあるセミヨンが特徴で、丸みのある豊かな味わい。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ