
「ボレアス&ヘリオス オレンジ アシルティコ」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
マルコヤニ・ワイナリー | アシルティコ | 2022 | ギリシャ | クレステナ |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
12.5 | ¥3,900 | 白 | アズマコーポレーション | 2025/2/18 |
「ボレアス&ヘリオス オレンジ アシルティコ」レビュー
ワインの外観
黄色からオレンジがかった色調、少し曇り
ワインの香り
グラスを回す前:カリンとレモンをシロップ煮にした、少し根菜っぽさ、カンロ飴、酸気
グラスを回した後:スパイス(クミン、シナモン、ジンジャー)
ワインの味わい
中程度の食感、果実の熟度あるがドライ、ややタンニンを感じ、酸は中程度、カリンやジンジャー、蜂蜜のニュアンスが奥行きを与え、余韻に和柑橘の皮のようなほろ苦さが心地よい
その他コメント

伊、フリウリ、ピノ・グリのオレンジワイン、2022、13.0、3800と予想もギリシャ。アシルティコの酸は全く鋭く感じず、タンニンとのバランスもよい、オレンジワインとしては軽くも重くもない中間だが、スイスイ飲める感じ。アシルティコはオレンジに向いているのかも。
季節
|
グラス | 温度 | 軽重度 (10段階) |
冬 | 大ぶりびわ | 9-15℃ | 7 |
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輸入元情報
1982年創業の家族経営のワイナリー。ペロポネソス半島北西部に位置するアハイア&イリア地域 オリンピック発祥の地であり、数々のギリシャ神話の舞台にもなってきた、非常に歴史の古いギリシャの重要な地域 古代オリンピアまでは22km車で約30分ほど。 地中海性気候の恩恵をうけ、ブドウ栽培にとって最上の条件に恵まれている土地で、自然を尊重し、高品質のワインを生産することを哲学にしています。自社畑から厳選されたブドウで白、ロゼ、赤とその他に蒸留酒(チプロ)も生産しています。 畑はワイナリーの近くに6.3haを所有。土壌は砂質粘土が中心。 ブドウはすべてオーガニックで栽培されています。2001年から有機認証(ユーロリーフ)。 主要な栽培品種白ブドウはロディティス、シャルドネ、アシルティコ。赤はマンディラリア、レフォスコ、コリニアティコ、ヴェルツァミ。 収穫は9月後半から10月にかけて行います。品種や収穫時の気候条件によって判断し、特にブドウの熟成のプロセスを確認し、高品質のワインを生産するために必要な熟度になるように決定されます。 スキルーダと古代オリンピアを隔てる神話的なアルフェイオス川は、この地域の地形や特殊な気候条件とともに ワインの個性を大きな影響をもたらしています。
世界でも注目のブドウ品種アシルティコ100%のオレンジワイン
除梗したブドウを、オープンタンクで8日間醸し、定期的にピジャージュを行いながら野生酵母で発酵。40%はフレンチオークで2か月間の熟成。60%INOXタンクでシュールリーで熟成の後、ブレンド。無濾過、無清澄で瓶詰め。 琥珀色の色調。フルーティでミネラル、ナッツを想わせるアロマとほどよいタンニンを感じます。熟した桃やアプリコットを想わせる味わい。ワイナリーの新しいチャレンジワイン。SO2は20㎎/L 年間生産本数4000本
〜テイスティングコメント〜
カリン、カモミールやオレンジピールのフルーティな香り、ナッツを想わせるアロマ。柔らかなタンニンが全体を包み込みます。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ