ラス ティエラス ヴィノ デ プエブロ

「ラス ティエラス ヴィノ デ プエブロ」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
ロドリゲス サンソ ティンタ・デ・トロ(=Tem) 2014 スペイン カスティーリャ・イ・レオン
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
14.5 ¥3,500 アズマコーポレーション 2025/1/10

「ラス ティエラス ヴィノ デ プエブロ」レビュー

ワインの外観

ラス ティエラス ヴィノ デ プエブロの外観

青の抜けた濃いダークチェリーレッド

ワインの香り

グラスを回す前:乾燥果実(カシス、ダークチェリー、ほおずき)、毛皮、しなやかさ、チャイ

グラスを回した後:華やかさ、チェリー、干し花、五香粉、ジビエ

ワインの味わい

中程度の食感、果実味はドライながらしっかり、乾いたタンニンが強く収斂性あるが細かく快適、酸はやや強め、熟成由来のスパイスの甘みにオレンジパウダーや干し花ような清涼感&華やかさ

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
高レベルでバランス取れた飲み頃ワイン
乾いたタンニンから、伊のトスカーナかヴェネト、あとはスペインTemも可能性あるがリオハならもっとアメリカンオークのニュアンスあると思いイタリア、トスカーナ、SG、2015、6000円、14を予想。結果、スペインTem。残念。フレンチオークとアメリカンオークを使っているようだが、アメリカンオークを全く捉えきれず。
秋-冬に飲むのにめちゃ良い状態で、好みの味わい。
季節

グラス 温度 軽重度
(10段階)
大ぶりびわ 20℃前後 7

月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載しています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

ワインコメント一覧と会員について

輸入元情報

ワイナリーは1810年、ルエダに創業。現当主は5代目のハヴィエル・ロドリゲスです。また彼の新しい拠点として2002年にリオハにワイナリーを造りました。農業工学技術者でありMBAを取得した彼は、以前に近代醸造研究の総本山であるデイビス校スペインにてSIS(土壌分析装置)の開発リーダーを務めた経歴を持ち、土壌分析とそれに基づく畑のマネージメントのスペシャリストとして知られています。自分のワイナリーにその全てのノウハウを注ぎ込み、土壌の個性をリスペクトしたワイン造りに取り組んでいます。 『私はワインデザイナーだ』と自分をこう表現する彼は、土地の葡萄やワインの伝統を尊重しつつ、モダンスタイルを取り入れるなど、個々のワインに対して様々な試みを行っています。例えば、木材を購入して樽職人にカスタマイズさせたり、醸造も科学的根拠に基づいた最新技術を取り入れたりと、それぞれのワインから、彼の緻密さが垣間見える造りとなっています。これまで多くのワイン品評会にも出品をし、評論家からも高い評価を得ています。今日においても新商品開発の勢いはとどまるところを知らず、常に新しいワイン造りにチャレンジしています。
お肉との相性がばっちりのパワフルなトロ・クリアンサ

スペイン、バリャドリードから西に50kmにあるDOトロの産地、サン=ロマン・デ・オルニハ(San Roman de Hornija)という人口わずか300人弱の村の、標高680mから700mに畑があります。地質は粘土石灰。 小籠にて収穫をして粒ごとに選果をし、ステンレスタンク、バレル、コンクリートタンクにてそれぞれ個別にアルコール発酵が行われます。発酵期間は15日~20日間で発酵中はドライアイスを入れ温度管理を行っています。 プレスした後、12ヶ月間にわたって2-3空きのフレンチとアメリカンオークにてそれぞれ熟成させます。

〜テイスティングコメント〜

ダークチェリーや煮詰めた黒い果実にバニラエッセンスのニュアンス、ジューシーでこなれたタンニンが心地よい味わいの赤。

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ