バルベーラ・ダスティ ボスコ・ドンネ

「バルベーラ・ダスティ ボスコ・ドンネ」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
ジャンニ・ドーリア バルベーラ 2022 イタリア ピエモンテ
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
14 ¥3,000 マルカイコーポレーション 2025/2/18

「バルベーラ・ダスティ ボスコ・ドンネ」レビュー

ワインの外観

バルベーラ・ダスティ ボスコ・ドンネの外観

黒強めのダークチェリーレッド、もや

ワインの香り

グラスを回す前:黒い果実しっかり、プルーンジャム、華やかさ、黒い花、新鮮なレバー

グラスを回した後:種子や木の実、胡椒、干し肉、煙

ワインの味わい

中程度の食感、ぶどうの熟度を感じるが果実味強いわけではない、酸は非常に強くタンニンは滑らか、「バルベーラは酸が強くタンニンはそこまでじゃない」を過去最高に体感できたワイン、重くないのに力強く

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
力強い酸で肉が食べたくなる
ピエモンテのネッビオーロ、バルベーラ、ドルチェットを飲み比べると樽の影響もあるのか、どれもタンニンあるし、酸もあると思っていたが、バルベーラの酸を初めて「なるほど」と思えたかも。勉強になると共に、酸が強いワインは得意じゃない私でも美味しい、そして酸で肉が食べたくなるのが理解できる良いワイン
季節

グラス 温度 軽重度
(10段階)
中ぶりびわ 20℃前後 6

月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載しています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

ワインコメント一覧と会員について

輸入元情報

1947年、’ジェニオ’の愛称で親しまれるエウジェニオ・リヴェッラは、生まれ故郷であるカスターニョーレ・デッラ・ランツェのフラッツィオーネ・アンヌンツィアータ村の農場で小作人として数年間働いた後、自分の夢である、自分の土地で栽培したブドウからワインを造るという夢を実現するために、その農場を購入することを決意しました。ワイナリーは1980年代にジェニオの右腕だった、機知に富み、頑固で、多才で、楽観的なマリサとその夫ブルーノに引き継がれました。 ブドウ畑からセラーに至るまで、ワインは常に変化しており、小さなミスが1年の仕事を台無しにしてしまうため、二人は細心の注意を払いワイナリーを守りました。
マリサとブルーノの息子であるジャンニ・ドーリアは、ワイン造りを学んだ後、他の地域での豊富な経験を経て、2000年にワイナリーの手綱を取り始め、ファミリーのワイン造りの旅と歴史を引き継ぎました。1998年、ジャンニが初めて家族所有のモスカート・ダスティの畑からワインを造り、ドーリア家の物語の次の章を書き始めたのです!
ジャンニは、セラーから出てきた、すべてのヴィンテージ、すべてのボトルを、感動の発見であり、学習と成長のための特別な機会であると考えています。彼は、「ワインメーカーの仕事は、最終的にはグラスの中にあり、私たちの労働の成果であるワインを喜びに満ち溢れたものにし、何よりも私たちの情熱をグラスに注ぐことである」と考えます。
2013年には、ジャンニの妹であるパオラが、マーケティングおよび管理責任者として、ワイナリーの新たな一員となりました。 ワイナリーは現在16ヘクタールのブドウ畑を管理し、約11万本のワインを生産しています。

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ