
「ガバルダ ウノ」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
ボデガス ガバルダ | ガルナッチャ、シラー | 2021 | スペイン | カリニェナ |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
13 | ¥1,300 | 赤 | 稲葉 | 2025/1/28 |
「ガバルダ ウノ」レビュー
ワインの外観
青の残るダークチェリーレッド
ワインの香り
グラスを回す前:ブルーベリー、若くむんむんした香り、よもぎなどの香草・薬草っぽさ、野性っぽさ
グラスを回した後:華やかさでる、赤い花、アセロラ、ミント、ローズヒップ
ワインの味わい
さらりとした食感、香り印象より落ち着いた果実味で強くなく若すぎもしない、タンニンやや強いが滑らかさある、酸適度に、香り同様の野性っぽさと花感が奥行きを与えている、軽やかながらタンニンあり複雑でバランス良い
その他コメント

オーストリア、ニーダーエステライヒ、ツヴァイゲルト、2020、12.5、2200円と予想も全く当たらず。軽いのは値段が安いからで産地や品種由来ではなかったが、この値段なら十分の味わい
季節
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グラス | 温度 | 軽重度 (10段階) |
冬 | 中ぶりびわ | 16-19℃ | 5 |
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輸入元情報
ボデガス ガバルダはアラゴンの州都サラゴサの南45kmにあるカリニェナに位置します。ここは葡萄品種のカリニェナの原産地でもあります。以前ここでワイン造りをしていたボデガス ロマブランカから、地元の生産者が畑や醸造設備をそのまま引継ぎ、ワイン造りをしています。
「乾燥して、寒暖差の激しい土壌が葡萄に最適」・・138haからなる葡萄畑は、大陸性の影響を受けた乾燥した気候で、冬は寒く、夏は非常に暑く、降雨量が少ないのが特徴です。土壌は、粘土と石灰質で非常に水はけがよく、葡萄の栽培に適しています。葡萄品種はテンプラニーリョ、ガルナッチャ、シラー、メルロ、シャルドネ等を栽培しています。畑の管理の重要性を重んじ、自然環境に配慮しながら、現代的な栽培技術を取り入れています。酵母は、天然酵母を使用しています。
「品質向上のための収量制限」・・DOカリニェナの収量制限の規定では100hl/haのところ、通常の生産者は90hl/haくらいに制限していますが、ガバルダの場合、平均で60hl/haに低く制限し、品質を高めています。
「ガバルダとは、野バラのこと」・・この場所には大昔から、Gabarda (野バラの意)が自生していたことから、畑はGabardosa (野バラの土地)と呼ばれ、そこから出来るワインをGabardaと名付け、ラベルにも野バラを描いています。
ガルナッチャが主体、シラーを少しブレンドしています。葡萄は気温の低い夜の間に収穫します。発酵前に、8度に保ちながら、5日間コールドマセラシオを行った後、それぞれのアロマの特徴を損なわないように、品種ごとに分けステンレスタンクで発酵させます。濃いチェリーレッド、やわらかいミルキーな香りと花の香り。口に含むと濃厚な果実味が感じられます。ガルナッチャの持つしっかりとした骨格とシラーのシルクのような滑らかさを併せ持つ、たいへんバランスのよいワインです。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ