「ラガール・ダ・コンデサ」の香りや味わいコメント

「ラガール・ダ・コンデサ」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
ラガール・ダ・コンデサ アルバリーニョ 2018 スペイン リアス バイシャス
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
13 ¥3,300 稲葉 6/6/2022

「ラガール・ダ・コンデサ」レビュー

ワインの外観

ラガール・ダ・コンデサの外観

輝きあるレモンイエロー、黄色やや強め、粘性強い

ワインの香り

グラスを回す前:力強さある香り、柑橘の白皮、ミネラル

グラスを回した後:ミネラル感しっかり(潮、岩石、火薬)、白こしょうのようなスパイス感

ワインの味わい

厚めの食感、ドライで骨太な果実味とミネラル、酸は丸みあるが中盤から余韻まで長く続き力強い、和柑橘の白皮を思わせるビターさを持ち複雑

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
骨太な骨格の男性的な力強さある白
梅雨や夏に良い、ミネラリーで骨太な白

月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載しています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

ワインコメント一覧と会員について

輸入元情報

ラガール ダ コンデサは、フミーリャを拠点とし、スペイン各地に10つのボデガを展開するヒル ファミリー エステーツがリアス バイシャスで始めたボデガです。

「緑のスペインと呼ばれる雨の多い土地」・・葡萄畑は南西向きで、風通しが良く、標高は80~100mです。土壌の60%が砂質で水はけが良すぎるほどです。35%は石灰岩、5%が粘土です。水はけのよい畑は、1,800~2,000mmと雨の多いこの地方での葡萄栽培に最適です。雨が多いため全くの無農薬は難しくなっています。土の掘り返しや選定、収穫全ては手作業で行っています。収穫は、過完熟にならないように注意しています。早朝から始め、20~22度になる正午には終えるようにしています。雨が収穫時に降っても、水はけがよいため、あまり影響はありません。

「最新型の卵型コンクリートタンクを導入」・・2014VTに試したところ、より塩の風味が集約され、リッチでエレガント、複雑さ、深みを持つことが分かったので、数を増やしています。

「伯爵夫人のワイナリー」・・「ラガール」は、ガルシア地方の言葉でワイナリー、「コンデサ」は伯爵夫人の意味で、村の名前でもあります。

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ