
「シャトー・ド・ファヨル・サン・デュ・サングリエ 2017」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
シャトー・ド・ファヨル | Mr | 2017 | フランス | 南西地方 |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
14.5 | ¥3,000 | 赤 | 飯田 | 6/18/2022 |
「シャトー・ド・ファヨル・サン・デュ・サングリエ 2017」レビュー
ワインの外観
黒やや強めのダークチェリーレッド、青みは抜けこげ茶色が入っている
ワインの香り
グラスを回す前:血液、鉄っぽさ、ジビエ、炭などミネラル感が強め
グラスを回した後:乾燥果実、干し花、生ハム、レバー
ワインの味わい
中程度の口当たり、果実味とタンニンはドライ、やや収斂性を伴うもののタンニンはこなれてきている、酸は適度に、木の実やスパイスを思わせる複雑味、ミネラリーで鉄分を感じる力強さもこなれており、適度な熟成感のおかげで飲み頃
その他コメント

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輸入元情報
ドルドーニュ渓谷に優雅に佇む、16世紀の石造りのシャトー
ボルドー市からさらに内陸部にあるアキテーヌ地方のもうひとつの偉大なブドウ畑、ベルジュラック。シャトー・ド・ファヨルはドルドーニュ川左岸のソーシニャック村に位置するワイナリーです。シャトーは16世紀にファヨル家によって設立されましたが、1997年以降、ワイナリーとして絶え間ない努力が注がれました。2010年には現オーナーであるテーラー氏が購入し、引き続き品質向上のため畑の再整備や醸造施設の全面的な改装が行われています。このシャトーの特徴は、なんと言っても、ダルカルケール台地の上にある畑です。ダルは敷石、カルケールは石灰の意味で、土が少なくすぐに石灰層がくるため水はけが良いのが特徴です。雨の多い難しい年でもこの土壌によってブドウ実はよく熟します。この土壌は周辺ではファヨルだけで、非常にユニークです。また、海洋性気候の影響を受け、晩秋は陽光に富みブドウにとって最良の条件となっています。風通しもよく、霜害や病気からも守られています。ベルジュラックの畑に多く見られるように、ファヨルの11haの所有畑にもボルドー品種が植えられています。 栽培は、除草剤を一切使わずリュット・レゾネで行われています。醸造コンサルタントは、2012年からダニエル・エケが務めています。ダニエルは、数十年に渡りベルジュラックの生産者組合の醸造を指導してきた経験豊かな醸造家です。小さなステンレスタンクで区画毎に低温発酵させます。そのため、果実味に富み、酸やミネラルとのバランスのよい赤と、コクがあり余韻の長い白が造られます。フラッグシップのサン・デュ・サングリエは、「イノシシの血」という意味で、深いワインの色合いと、シャトーを運営する社名のマルカッサンに「ウリ坊」という意味もあることから名付けられました。良年のみのリリースで、凝縮感のある果実味としっかりとした飲み応えのあるワインです。
良年しかリリースしない、最良のメルロを厳選したファヨルのトップキュヴェ。果実味にタンニン、アルコールのボリューム感が調和した飲み応えのある一本。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ