
「イントルソ」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
ボデガス・フォアン・ヒル | モナストレル100% | 2019 | スペイン | フミーリャ |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
13.5 | ¥1,000 | 赤 | 飯田 | 2022/8/1 |
「イントルソ」レビュー
ワインの外観
やや透明感あるダークチェリーレッド
ワインの香り
グラスを回す前:穏やか、赤い果実と紫の花、さわやかさとムンムンした感じが混在
グラスを回した後:爽やかさ、赤果実、赤こしょう、赤や黒の豆
ワインの味わい
口当たりはややさらり、適度な果実味と酸、それを覆う程の強いタンニン、口中や余韻に華やかなフルーツや花の風味があるのは香り高いコーヒーのよう
その他コメント

やっぱり安いワインだけに、香りは乏しい&日常消費感強いなと思ったが、味わいは良い。決して単調ではない味の要素にかなり力強いタンニン。それでいて、バランスも適度に取れている。
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輸入元情報
スペインワインのモダン化の象徴的存在
ボデガス・フォアン・ヒルは、1916年にフォアン・ヒル・ヒメネスによって設立され、4世代に渡りワイン造りを行うフミーリャを代表するワイナリーです。4代目ミゲル・ヒルは、アメリカでインポーターを営むホルヘ・オルドネズ主導のもと、パートナーとして現場指揮を行い新たなブランドをリリースしました。現在はヒルファミリーが統括生産しています。ブランド名”イントルソ”は「侵略者」を意味し、そのあまりのコストパフォーマンスに市場を侵略していくワインという意味合いを込めています。
ムルシア州北部にあるフミーリャは、夏は40℃に達するほど暑く、冬はしばしば氷点下になるほど寒さが厳しい大陸性気候で、降雨量はわずか300mlと乾燥しています。この過酷な自然環境のもと、収穫量が少なくなり、果実味豊かでパワフルなワインが生まれます。
ボデガの畑は、700~850mの標高に位置しています。非常に痩せた、小石の多い砂と石灰質土壌。ほとんどの畑ではフミーリャを代表するモナストレルが栽培されています。古木の畑と、最新設備のセラーでの醸造。伝統と技術を持ち併せた生産者です。
標高600~700mの畑から造られる、バランス良くなめらかな、コストパフォーマンスの高いデイリーワイン。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ