
「ル・オー・メドック・ディッサン」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
シャトー・ディッサン | CS60%、Mr40% | 2016 | フランス | ボルドー |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
13.5 | ¥4,000 | 赤 | モトックス | 2023/12/14 |
「ル・オー・メドック・ディッサン」レビュー
ワインの外観
濃いめのダークチェリーレッド、青はほぼ抜けている、もや
ワインの香り
グラスを回す前:カシス、カシスジャム、森林、メントール、黒や赤の胡椒
グラスを回した後:華やかさ、赤い花、ルビーチョコ、新鮮なレバー、スイカ
ワインの味わい
さらりとしてツルツルと飲める食感、果実味は適度な凝縮感、タンニンは強いがワインに溶け込み非常にシルキー、酸もしっかりあるが柔らかい、しっかりと力強いものの清涼感と華やかさが特徴で、全体としてエレガント
その他コメント

2016はもっと濃いかと思っていたが、ちょうどよく熟成している。
季節
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グラス | 温度 | 軽重度 (10段階) |
冬 | 大ぶりびわ | 20℃前後 | 6 |
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輸入元情報
クルーズ家によってかつての輝きを取り戻した銘醸シャトー
ボルドーの中でも特に著しい品質の向上が見られるシャトーのひとつが、マルゴー地区格付3級『シャトー・ディッサン』です。
シャトー・ディッサンの歴史は長く、古くは12世紀頃から歴史の表舞台にその名が登場します。有名な逸話として、1152年5月18日、後のイギリス王ヘンリー2世とアキテーヌ地方の女王アリエノール妃の結婚式に供された記録が残っています。このことから、ディッサンのワインにはラベル上部にラテン語で「神のワイン、王のワイン」という言葉が入っています。
メドックでも有数の美しさを誇るシャトーは、17世紀に建てられた歴史あるものです。1851年にはブランシー家が、1865年からはロイ家がシャトーの所有者となり、特にロイ家によっては素晴らしいセラーが築かれ、また1855年のメドック格付第3級に恥じない高い品質のワインが造られるようになります。
しかしその後は大戦の影響を受け、長きに亘り低迷が続きましたが、1945年にボルドーでも有数のネゴシアン一族であるクルーズ家がそのオーナーとなり、設備や畑の改善に取り組み始めます。そして1993年には3代目オーナーとなるエマニュエル・クルーズ氏がシャトーに加わり、翌95年から大規模な投資を敢行。才能溢れる彼の手によって、シャトーは瞬く間にかつての輝きを取り戻し、毎年ワイン・アドヴォケイトやスペクテーターなどの評価誌でも高く評価されるようになりました。2013年からは資産家であるジャッキー・ロレンヅェッティ氏が共同所有者に名を連ねています。
マルゴー格付3級、品質の向上の目覚しい、シャトー・ディッサンが造るオー・メドックワイン。グラン・ヴァンと同じ技術をもって造られるお値打ちワインです。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ