バルバレスコ・DOCG・コッタの外観

「バルバレスコ・DOCG・コッタ」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
ルイージ・ヴォゲーラ Ne 2016 イタリア ピエモンテ
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
14.5 ¥4,800 アズマコーポレーション 2023/8/7

「バルバレスコ・DOCG・コッタ」レビュー

ワインの外観

バルバレスコ・DOCG・コッタの外観

朱色~オレンジがかったラズベリーレッド

ワインの香り

グラスを回す前:乾燥した赤いベリー、ほうずき、オレンジパウダー、ローリエ、ホワイトペッパー

グラスを回した後:紅茶やスパイスのような甘い香りが出る

ワインの味わい

ドライな食感、乾いた果実味、タンニンも乾いており収斂性があり力強い、ただし細かいタンニンで粗くはない、酸しっかり、さらりとしつつも口中では奥行きある味わいでドライフラワーやスパイスをしっかり感じ非常に複雑、余韻も長く格高い

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
イタリアワインの女王の貫禄
さすがのバルバレスコ、優しいタイプではなくタンニン強いタイプで夏に良い
季節

グラス 温度 軽重度
(10段階)
大ぶりびわ 19℃前後 8

月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載しています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

ワインコメント一覧と会員について

輸入元情報

人口わずか3400人程のネイヴェ(Neive)村に位置するワイナリーで、1,974年に初代当主ルイージ・ヴォゲーラ氏により設立され、2006年に息子のリヴィオ氏が引継ぎ、2代目当主となりました。 コッタ(Cotta)とバサリン(Basarin)のクリュではネッビオーロの他に、バルベーラ、ドルチェット、ランゲ、モスカート・ダスティも生産しており、総栽培面積は23ha(内、コッタは20ha、バサリンは3ha)で、年間の総生産本数は140,000本になります(1ha当たり52.5hl) 葡萄の平均樹齢は25年で、栽培面においては極力化学的なものは少なくし、醸造における野生酵母による発酵を促されるよう配慮しています。 コッタのネッビオーロの葡萄畑の標高は200メートルで南西向き。地質は砂質と石灰質で構成されており、堆積物の中には海底生物の化石も多く見られます。

バルバレスコの銘醸地ネイヴェで、若き2代目により造られる伝統的かつ気品のある味わい
葡萄の収穫は10月の初旬に行われ、優しくプレスしてその後はステンレスタンクで10日間ほどアルコール発酵をさせます。 マロラクティック発酵を終えた後は、フランス・アリエ産オークにて最低2年間熟成させます。 滓引きの清澄剤は芋由来のデンプンを使用しており、瓶詰に関しては無濾過で行い、本来の風味を大切に残しています。

〜テイスティングコメント〜
品種や樽からくる程よいタンニン、弾ける華やかな香りと凝縮感溢れる味わいと余韻は、まさにバルバレスコならでは。

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ