
「バルバレスコ・DOCG・コッタ」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
ルイージ・ヴォゲーラ | Ne | 2016 | イタリア | ピエモンテ |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
14.5 | ¥4,800 | 赤 | アズマコーポレーション | 2023/8/7 |
「バルバレスコ・DOCG・コッタ」レビュー
ワインの外観
朱色~オレンジがかったラズベリーレッド
ワインの香り
グラスを回す前:乾燥した赤いベリー、ほうずき、オレンジパウダー、ローリエ、ホワイトペッパー
グラスを回した後:紅茶やスパイスのような甘い香りが出る
ワインの味わい
ドライな食感、乾いた果実味、タンニンも乾いており収斂性があり力強い、ただし細かいタンニンで粗くはない、酸しっかり、さらりとしつつも口中では奥行きある味わいでドライフラワーやスパイスをしっかり感じ非常に複雑、余韻も長く格高い
その他コメント

さすがのバルバレスコ、優しいタイプではなくタンニン強いタイプで夏に良い
季節
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グラス | 温度 | 軽重度 (10段階) |
夏 | 大ぶりびわ | 19℃前後 | 8 |
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輸入元情報
人口わずか3400人程のネイヴェ(Neive)村に位置するワイナリーで、1,974年に初代当主ルイージ・ヴォゲーラ氏により設立され、2006年に息子のリヴィオ氏が引継ぎ、2代目当主となりました。 コッタ(Cotta)とバサリン(Basarin)のクリュではネッビオーロの他に、バルベーラ、ドルチェット、ランゲ、モスカート・ダスティも生産しており、総栽培面積は23ha(内、コッタは20ha、バサリンは3ha)で、年間の総生産本数は140,000本になります(1ha当たり52.5hl) 葡萄の平均樹齢は25年で、栽培面においては極力化学的なものは少なくし、醸造における野生酵母による発酵を促されるよう配慮しています。 コッタのネッビオーロの葡萄畑の標高は200メートルで南西向き。地質は砂質と石灰質で構成されており、堆積物の中には海底生物の化石も多く見られます。
バルバレスコの銘醸地ネイヴェで、若き2代目により造られる伝統的かつ気品のある味わい
葡萄の収穫は10月の初旬に行われ、優しくプレスしてその後はステンレスタンクで10日間ほどアルコール発酵をさせます。 マロラクティック発酵を終えた後は、フランス・アリエ産オークにて最低2年間熟成させます。 滓引きの清澄剤は芋由来のデンプンを使用しており、瓶詰に関しては無濾過で行い、本来の風味を大切に残しています。〜テイスティングコメント〜
品種や樽からくる程よいタンニン、弾ける華やかな香りと凝縮感溢れる味わいと余韻は、まさにバルバレスコならでは。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ