
「DOCG・アックイ」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
ソシエタ・アグリコラ・ ボット・ディ・アンドレア・エ・ステファノ・ボット |
ブラケット100% | 2020 | イタリア | ピエモンテ |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
13 | ¥2,800 | 赤 | アズマコーポレーション | 2022/10/5 |
「DOCG・アックイ」レビュー
ワインの外観
やや泡目のラズベリーレッド、青は抜けている
ワインの香り
グラスを回す前:ザクロ、梅、果実の種子、ほのかに干し肉
グラスを回した後:香り高い、乾燥果実、干し花、スパイス、リコリス、コリアンダー
ワインの味わい
滑らかな食感、乾燥果実様の果実味、ラベンダーやリコリスなど甘く香り高い花やクミンやコリアンダーのようなスパイスの風味、酸しっかり、タンニンは適度にあるがきめ細かくパウダー状
その他コメント

花とスパイスの風味がしっかりあるが、アロマティック過ぎない。ピエモンテっぽい乾燥した赤のニュアンスも持っていて、スパイス肉料理に合わせたい
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輸入元情報
ピエモンテ南部のアックイテルメの北、10キロほどのところにあるリカルドーネ村。人口600人ほどの小さな村のほとんどの人々が葡萄栽培に従事しています。ワイナリーは、そのリカルドーネ村の丘の上にあります。現在の当主は、アンドレア氏。5世代に渡って葡萄栽培農家であったボット家でしたが、先代がワインの生産をスタートさせました。栽培農家として育んできた経験と知恵を最大限に活かした「葡萄の特徴をそのまま表現したワイン造り」に取り組んでいます。畑の面積は約20ha。
ブラケット種で造るDOCGアックイ。ピエモンテの新たな魅力が詰まった1本
甘口の微発泡ワインが通常とされていたものを、ドライなスティルワインとして生まれ変わらせました。ワイナリーの所有する畑の面積は6haで、立地は標高250m付近です。平均樹齢は30年ほど。畑の土壌は、石灰質に砂が混じる土壌が中心です。材料となるブラケット種は、石灰質土壌で栽培するとアロマが強くなり過ぎてしまう傾向があり、粘土質土壌の畑でも栽培して両方をブレンドさせています。古くローマ時代にはすでに栽培されていたといわれる南ピエモンテの地場品種ブラケットは、希少品種のためほとんどが州内で消費されています。その華やかさとエレガンスが魅力であり、地元の人々からも好評です。
〜テイスティングコメント〜
バラやスミレ、赤い果実の甘く華やかなアロマがグラス一杯に広がります。ブラケット種の個性が良く出たエレガントな味わい。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ