シントニアの外観

「シントニア」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
ヴィノジア グレコ 50% 、フィアーノ 50% 2021 イタリア カンパーニア
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
13.5 ¥2,900 フィラディス 2023/6/18

「シントニア」レビュー

ワインの外観

シントニアの外観

レモンイエロー、ディスク厚い

ワインの香り

グラスを回す前:柑橘、黄色い果実、しゃぼん、白い花、鉱物的なミネラル感

グラスを回した後:やわらか&さわやか、ミントマリネした白桃

ワインの味わい

分厚い食感(意外)、カリンのような黄色い果実の風味、酸は穏やか、ミネラルと香ばしさ、白い花のような華やかさありつつ、若干のほろ苦さを伴う力強さ

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
フィアーノの花感とグレコの力強さ
南のワインながらどっぷり果実感ではなく不思議な感じと思ったが、品種を見直すとキレイに品種特性が出ている良いワインだと思う
季節

グラス 温度 軽重度
(10段階)
大ぶりびわ 13℃前後

月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載しています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

ワインコメント一覧と会員について

輸入元情報

カンパーニャの先駆者であり、モダンタウラジのトップ生産者。タウラジ屈指の畑『ラヤマグラ』を所有。モダンで解り易い味わいを高いコストパフォーマンスで提供。

カンパーニャ州を代表する2つの白ブドウ品種、フィアーノ種とグレコ種とをブレンドして生み出されたこのワイナリーの意欲作。フィアーノ種からは大らかでふくよかな蜜のように熟した果実感を、そしてグレコ種からはその果実感をしっかり支え、輪郭がはっきりするほどに感じさせる塩気を伴ったミネラル感を得ています。温度を冷やし目で飲めばキリっとドライな表情が楽しめ、逆に温度を上げるとボリュームのある果実を豊かに感じられます。1本で2度おいしい、そんな面白さも感じさせてくれるワインです。

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ