
「シャトー・ダイディ マディラン」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
ファミーユ・ラプラス | タナ | 2017 | フランス | 南西地方 |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
14.5 | ¥4,500 | 赤 | モトックス | 2023/12/18 |
「シャトー・ダイディ マディラン」レビュー
ワインの外観
かなり色が濃く奥の透けないダークチェリーレッド、まだ青が残る
ワインの香り
グラスを回す前:ブルーベリーやそのジャム、森で黒い実を踏んだような、鉛筆の芯、紫の花
グラスを回した後:華やかさ、生のベリー、赤や紫の花、赤胡椒
ワインの味わい
思った以上にさらりとした食感、凝縮感ある果実味だが、タンニン非常に強く酸も強いのでタイトでスタイリッシュ、赤い花やコーヒーのような華やかさにクローヴのようなスパイス感、複雑
その他コメント

2017だがまだ若さある、マルベックのような華やかさと酸
季節
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グラス | 温度 | 軽重度 (10段階) |
夏 | 大ぶりびわ | 20℃前後 | 7 |
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輸入元情報
A.O.C.マディランの立役者。シンボルと称えられる銘醸シャトー・ダイディ
■マディランのシンボル
ラプラス家はA.O.C.マディランとして初めてワインのボトリングと販売を行った生産者です。それ以前にこの地域で生産されていたワインは全て、下位カテゴリー(今日でいうIGP)のワインとブレンドされていました。1930年代後半、ほとんどの生産者がトウモロコシの混作・複合型(ポリカルチャー)から単一栽培(モノカルチャー)に切り替えていく中、ラプラス家はマディランからワイン畑が消えてしまわないよう、その流れに反して品質重視のワイン造りへと動き出しました。先々代フレデリック・ラプラス氏は、A.O.C.マディラン取得(1948年)にも尽力したマディランのパイオニア的存在です。 その後、1960年代に跡を継いだ息子ピエール氏が区画整理と醸造技術の改良を推し進め、現在に至るワイナリーの基礎を築きました。
今日でもラプラス家はこの地域では先駆者として、高品質ワインの生産者として、そして何よりも、友好的で心の広いワイナリーとして非常に高く評価されています。
タナ種の未来を信じて
現オーナー、フランソワ・ラプラス氏は独学でこれまでやってきました。若い頃に経営を学び、地元の銀行で数年働いた後、実家のワイナリーへ戻ってきました。彼は新しいワインを世界中から発見しようと常に好奇心をもっています。また、タナ品種とマディラン地域の、ワイン界での輝かしい未来を確信しています。
最上区画のタナを使って造られるオーク樽のマディラン。タンニンが豊富で、完熟した果実の風味と重厚なコクが素晴らしいこの地方屈指の銘醸ワインです。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ