
「エクセルシウス ピエモンテ シャルドネ」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
アジエンダ アグリコーラ ロベルト サロット | CH | 2022 | イタリア | ピエモンテ |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
13.5 | ¥3,500 | 白 | 稲葉 | 2023/12/18 |
「エクセルシウス ピエモンテ シャルドネ」レビュー
ワインの外観
やや黄色強い輝きあるレモンイエロー
ワインの香り
グラスを回す前:完熟した黄色い南国果実、パイン、黄桃、マンゴー
グラスを回した後:花の蜜やパインの葉のような植物感、バニラやシナモンようなスパイス感、ぬかやヨーグルト
ワインの味わい
厚みある食感、白桃や洋ナシを思わせる果実味、活き活きした酸は丸みがある、シャキッとミネラル、植物的な清涼感、これらの土台がありつつ樽由来のバニラやシナモンのような香ばしいスパイス感があり、バランス良い
その他コメント

以前はVintageの違いや2年熟成品だったこともあるからか、もっとトロピカル感が強かった、今回のほうがキレイ系
季節
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グラス | 温度 | 軽重度 (10段階) |
春 | 大ぶり丸 | 14℃前後 | 6 |
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輸入元情報
誰よりも早くバローロにアパッシメントの考えを持ち込んだ革新的人物
大規模なワイナリーでの経験が今に生きる
ロベルトは醸造学校を卒業して父を手伝っていましたが、その後年間生産量6,500万本というピエモンテの大規模な醸造所の醸造長として手腕を発揮。同時にガヴィにある生産者組合のジェネラル マネージャーとしても活躍しました。現在はそれらを辞し、自身の畑を所有、質の高いワイン造りを行なっています。さらに6名の親しいメンバーと共同経営する醸造所のエノログを務めています。またワインに含まれる200種類ほどある化学成分の専門家でもあります。高品質で様々なタイプのワインを、リーズナブルな価格で
醸造学校に通い始めた頃から、国際市場に進出するという野望を持っていました。それには、小さなワイナリーでも幅広いタイプのワインを造るべきだと考えました。そこで、十分な大きさの良い畑が必要となり、D.O.C.G.、D.O.C.エリアで少しずつ買い足してきました。また、長年大きなワイナリーで働いた経験から、どの畑やどの農家の葡萄が良いかといった知識を得ることが出来ました。伝統にとらわれず、サロット スタイルで、独自のワイン造りをすすめています。ワインは畑で生まれ、セラーで育つ
ロベルトが最優先で注意を払うのは畑です。自然の生態系を守りながら、化学的なものを減らしていき、いつかゼロにしたいと考えています。契約農家にも同様の指示をしています。畑のあるところにセラーが必要と考え、ガヴィ、バローロ、自宅のあるネヴィーリエの3ヶ所にセラーを所有しています。バローロとバルバレスコはひとつの土地でクリュの違い
D.O.C.G.に認定される際、バルバレスコの生産者がバローロと同じになることを嫌ったため、別のD.O.C.G.となりました。ですがサロットは、どちらも類似したネッビオーロにとって最適な土地で、クリュの違いと考えています。<評価>
「ルカ マローニ ベストワイン年鑑」の99点満点を、3つのキュヴェで同時に獲得「かなり規模の大きなワイナリーで、これほどの規模の自社畑はピエモンテでは珍しいが、それでもロベルト・サロットは全体的に職人的特徴を保持していて、それは全てのワインに一貫している。ピエモンテの主な呼称産地に幅広くブドウ畑を所有しているので、様々な品種を旅するように試飲することができる。ワインのスタイルは濃厚で、断固としたものが多い。全てのワインが非常にコストパフォーマンスの高いものであることは特記に値する。」
「ガンベロ ロッソ イタリアワインガイド2018」より
樽からのリッチなニュアンスと
クリーミーな果実味の絶妙なバランス畑はアスティ県のニッツァ モンフェッラートにあり、標高は300m、南東向き、石灰質土壌です。栽植密度は5,000本/ha、仕立てはギヨーです。9月下旬に収穫します。プレスした後、全体の70%をステンレスタンクで発酵、熟成させ、残りの30%はアメリカンオークの新樽で発酵、熟成させ、ブレンドします。その後2ヶ月ステンレスタンクで落ち着かせた後、瓶詰めします。クリーンな柑橘系の果実のアロマと樽由来のバニラやスモーキーなアロマが素晴らしく調和しています。口当たりは非常にしやなかで、かすかにクリーミー、長い余韻が感じられます。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ