
「トカオ」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
クロ・デ・フ | マルベック96%、サンソー40% | 2014 | チリ | サウス |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
14.5 | ¥4,800 | 赤 | モトックス | 2023/10/18 |
「トカオ」レビュー
ワインの外観
青がやや残るダークチェリーレッド
ワインの香り
グラスを回す前:カシス、森林、生ハム原木、レバー、干し椎茸
グラスを回した後:ダークチェリー、血、インク
ワインの味わい
ややさらりとしつつも強めの食感、果実味は豊か、酸やや強め、タンニンは力強いがこなれている、コーヒーのような華やかな深み、若干のビターさ、熟成生ハムのようなアミノ酸、今回の白同様に熟成由来の旨味のおかげでついもう一口飲みたくなる
その他コメント

色の濃さと華やかさからシラーと予想するも、マルベック。確かにシラーにしてはタンニン強いか。飲み頃に入り美味しい。Alcも強く感じず良い。
季節
|
グラス | 温度 | 軽重度 (10段階) |
秋 | 大ぶりびわ | 17-20℃ | 7 |
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輸入元情報
チリワイン界に変革を起こす風雲児たち!
『良質なワインをうみ出すには”テロワール”を知らなければならない』と世界各国でキャリアを積んだ、チリのワインスペシャリスト達が2009年に立ち上げたプロジェクトです。工業的なワインが生産されることが多いチリの中で人的介入も極力控えて、テロワールが反映されたワインを造ることを信条としております。
オーナー醸造家のパコ・レイトン氏を筆頭に世界的ワイン地質学者でもあるペドロ・パッラ氏がコンサルタントとして立ち上げから参加している、世界でも注目株のワイナリーです。
パッラ氏は自身のワイナリーを持ちながら、イタリア屈指の醸造家『アルベルト・アントニーニ氏』とタッグを組みアメリカ、イタリア(ポッジョトンド)、アルゼンチン(オルミガス)で、又フランス、アルメニア、ウルグアイでもコンサルタントを行っています。
クロ・デ・フを支える縁の下の力持ち
クロ・デ・フのプロジェクトには彼の仕事なしでは成し得ないと周りに言われているのが、現オーナー醸造家のパコ・レイトン氏です。チリの名門ポンティフィシア大学で醸造と栽培を学び、ラトゥーファの地でワイン造りを2006年からスタート。
マジェコ・ヴァレーの地でピノ・ノワールの醸造は始めたパイオニア的存在としてクロ・デ・フのプロジェクトに参画します。
以来、クロ・デ・フの実務は彼を中心に進められクロ・デ・フの原動力となっています。
華やかなの経歴はなくとも実直に畑のテロワールの向き合ってワイン造りを行い、チリでの長いキャリアの中でチリのテロワールを熟知した人物です。
パコ氏本人曰く、「プロジェクトのメンバーがやりたくない仕事をすべてやっている」と語り、ロジスティックスやワインの品質・在庫管理も行います。
真面目な人柄が伺える醸造家です。
100歳を超える自根のマルベックを使用した1本。黒系果実やユーカリ、スミレのアロマが香り、フレッシュな果実味を持ちます。パワーとフィネスの両面を持つ赤ワインです。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ