
「エル・アプレンデス ブランコ」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
レジェンダ・デル・パラモ | アルバリン・ブランコ100% | 2013 | スペイン | カスティーリャ・イ・レオン |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
13 | ¥2,300 | 白 | 飯田 | 2023/10/18 |
「エル・アプレンデス ブランコ」レビュー
ワインの外観
輝きありつつ茶色が入ったイエローゴールド
ワインの香り
グラスを回す前:すりおろしりんご、いちじく、酸素と触れた
グラスを回した後:干し花、紅茶の葉、ドライハーブ、乾燥チェリー
ワインの味わい
やや厚みある食感、果実味はややしっかりめ、酸は強めだが鋭くも丸くもなく絶妙、熟成由来の複雑味が昆布だしのように心地よい、クセを感じる人もいるかもだがスイスイ飲める
その他コメント

色でオレンジワイン系かとも思い、香りで酸化熟成させたワインかとも思ったが、10年熟成の白だった。一口目は、酸も強く感じるが、まさに「旨味」のワインで、どんどん次の一口を飲みたくなる
季節
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グラス | 温度 | 軽重度 (10段階) |
秋 | 大ぶりびわ | 15℃前後 | 6 |
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輸入元情報
固有希少品種を使ったワインで地域振興にかける造り手
レジェンダ・デル・パラモは、2010年に7人のパートナーにより設立された会社で、自社畑18haの他に、樹齢の高い畑50ha(樹齢35年以上40ha、樹齢80年以上10ha)を管理しています。「荒野の伝説」という意味の社名の通り、それらの畑は標高約900mの荒野にあり、絶滅の危機にあった南レオン地方の固有品種「プリエト・ピクード」と「アルバリン」のみを栽培し、世界に向け優れた品質のワインを発信しています。DOティエラ・デ・レオンで唯一のオーガニックワインの認定を受けたワイナリーです。レジェンダデルパラモの畑は、ドゥエロ河流域の北側に広がる「エル・パラモ」と呼ばれる吹きさらしで起伏のある荒野に位置しています。そこで栽培される「アルバリン種」と「プリエト・ピクード種」はとても伝統的な固有品種で、アルバリンは非常にフレッシュかつアロマティックな白ブドウ、プリエト・ピクードは濃厚な色素に高酸度・高糖度・高タンニンが特徴の黒ブドウです。特に、設立メンバーの一人であるジェネラルディレクターのペドロ・ゴンザレス・ミッテルブランは、以前からプリエト・ピクード種の復興に取り組み、地域をDO認定に導いた人物で、現在大学でもワイン醸造の教鞭をとり、その深い知識はレオン地区の発展に活かされています。ティエラ・デ・レオンは、かつてブドウ栽培農家が自家用ワインを造っていた洞窟のセラーが多く残る地域。最近になり、固有希少品種のプリエト・ピクードが見直され、(2007年にDO認定されました。)天才醸造家ラウル・ペレス氏によるワイン造りやホセ・ペニン氏の評価により注目を浴びている地域です。現在レジェンダデルパラモでは、現存する樹齢100年のプリエト・ピクード畑の8割を購入すべく交渉を進めています。彼らの挑戦は始まったところです。
希少な土着品種アルバリン・ブランコを100%使用。「ルーキー」をあらわすワイン名の通り、フレッシュでクリスプ、余韻も長くエレガントさも持ちあわせたワイン。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ