
「1707 シラー 2017(アシエンダ・エル・エスピノ)」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
アシエンダ・エル・エスピノ | Sy | 2017 | スペイン | ラ・マンチャ |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
14.5 | ¥1,400 | 赤 | マルカイコーポレーション | 2023/2/6 |
「1707 シラー 2017(アシエンダ・エル・エスピノ)」レビュー
ワインの外観
黒の入った濃い目のダークチェリーレッド、青が抜け始めている
ワインの香り
グラスを回す前:黒い果実、若干の花、スパイス、香ばしさ
グラスを回した後:スミレのような華やかさ、土、赤胡椒
ワインの味わい
しっかりしつつも華やかさがある果実味、赤や黒の果実に弾けるようなスパイス感、赤胡椒や黒胡椒、酸は適度にあり、タンニンも中程度、余韻にスパイシーさが続く
その他コメント

シラーはやや高めのワインが多く、安いものはえらく濃く造っていたりもするが、十分な出来。コスパ高く、シラーを勉強したい若手におすすめできる1本。
季節
|
グラス | 温度 | 私的に買う度 (5段階) |
軽重度 (10段階) |
初秋 | 中ぶりびわ | 18℃前後 | 4 | 7 |
ワインコメント投稿のコンセプト
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輸入元情報
アシエンダ・エル・エスピノが位置するアルマンサは、ラ・マンチャの南東の端に位置する小さな町です。
そのアルマンサ出身のビジネスマンであるパコ・ミラン氏によって1998年に「アシエンダ・エル・エスピノ」は設立されました。
現在は、息子であるギレルモ・ミラン氏がワイナリーを運営し、ブドウ栽培と醸造を担っています。
アシエンダ・エル・エスピノのブドウ畑は平均標高730mという標高の高い場所に位置し、
畑の土壌は非常に痩せた石灰質と石の多い土壌で、ブドウ栽培に非常に適した土壌となっています。
その高い標高がもたらす昼夜の寒暖差、石灰質土壌のもたらすミネラル感、
そして温暖な気候がもたらすブドウの成熟が完璧なハーモニーを生み出します。
深みのある重厚なガーネットの色調、ダークチェリー、カラントを思わせる赤い果実の豊かで深みのある香りに、オーク樽熟成させることで、バニラとトーストのタッチが与えられています。口に含むと、コクがあり、リコリスやエキゾチックなスパイスのニュアンスが心地よく、ベルベットのような滑らかな口当たり、余韻の長さ、程よい酸、バランスの良さを兼ね備えたワイン。
取り扱いアイテム | マルカイ ワイン|大阪 (marukai-wine.com)
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ