ガバルダ・シャルドネ

「ガバルダ・シャルドネ」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
ボデガス・ガバルダ CH 2019 スペイン カリニェナ
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
13 ¥1,100 稲葉 12/6/2021

「ガバルダ・シャルドネ」レビュー

ワインの外観

輝きあるグリーン強めのレモンイエロー

ワインの香り

グラスを回す前:マンダリンオレンジ、南国果実、黄色い花

グラスを回した後:白桃、ラムネのような清涼感

ワインの味わい

滑らかな食感、果実味は適度に凝縮感ありつつ濃すぎずスルリと味わえる、丸い酸、優しさ

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
優しい果実味が特徴的なハココスパワイン

 

月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載しています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

ワインコメント一覧と会員について

輸入元情報

ボデガス ガバルダはアラゴンの州都サラゴサの南45kmにあるカリニェナに位置します。ここは葡萄品種のカリニェナの原産地でもあります。以前ここでワイン造りをしていたボデガス ロマブランカから、地元の生産者が畑や醸造設備をそのまま引継ぎ、ワイン造りをしています。

「乾燥して、寒暖差の激しい土壌が葡萄に最適」・・138haからなる葡萄畑は、大陸性の影響を受けた乾燥した気候で、冬は寒く、夏は非常に暑く、降雨量が少ないのが特徴です。土壌は、粘土と石灰質で非常に水はけがよく、葡萄の栽培に適しています。葡萄品種はテンプラニーリョ、ガルナッチャ、シラー、メルロ、シャルドネ等を栽培しています。畑の管理の重要性を重んじ、自然環境に配慮しながら、現代的な栽培技術を取り入れています。酵母は、天然酵母を使用しています。

「品質向上のための収量制限」・・DOカリニェナの収量制限の規定では100hl/haのところ、通常の生産者は90hl/haくらいに制限していますが、ガバルダの場合、平均で60hl/haに低く制限し、品質を高めています。

「ガバルダとは、野バラのこと」・・この場所には大昔から、Gabarda (野バラの意)が自生していたことから、畑はGabardosa (野バラの土地)と呼ばれ、そこから出来るワインをGabardaと名付け、ラベルにも野バラを描いています。

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ