
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
ベルナール・エ・ドミニク・マルタン | ミュスカデ | 2018 | フランス | ロワール |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
12 | ¥1,680 | 白 | アズマコーポレーション | 2022/4/9 |
「ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・シュール・リー・VV(ドミニク・マルタン)」レビュー
ワインの外観
やや緑の入った薄めレモンイエロー、粘性高い
ワインの香り
グラスを回す前:青りんごに酵母っぽさ(日本酒の獺祭の香り)、ヨーグルト、乳製品
グラスを回した後:柑橘、ほのかにハチミツ

ワインの味わい
爽やかさ、フレッシュな果実味、ギリっと&チクチクした旨味、旨味は口中でマイルドになり、しっかりめの酸と共に余韻まで続く、こうぼ由来の旨味が特徴の白ワイン
その他コメント

合う季節:春
おすすめ温度:10℃前後
おすすめグラス:中ぶりの卵型or果実のびわ型
ワインコメント投稿のコンセプト
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輸入元情報

パリの南西、ロワール川河口にある都市ナントから車で東に約30分。サンフィアクル・シュル・メーヌ(SAINT-FIACRE SUR MAINE)村にあるドメーヌです。サンフィアクル・シュル・メーヌは家々が集まっている3か所のコミューンからなり、その内の1つにドメーヌがあります。ここはセーヴル川とメーヌ川の間に位置しています。初代は葡萄を売って生計を立てていましたが、1952年にドメーヌを設立しました。現在は3代目のドミニク・マルタンがワイン造りを行っています。彼の父親であるベルナールも、現役で共にワイン造りから販売まで行っています。所有面積は35ha。(グロプランが2ha 、ミュスカデが33ha)土壌は片麻岩がメインです。ミュスカデは1932年~1974年前後に植樹され、3分の1ほどは伝統的な製法のマルコタージュ(取り木)で株を増やしています。マルタンでは古木や病気などで葡萄がダメになった際、その株ごとを新しい苗木を植えるのではなく、約3aごとに改植を行っています。植え替えの際、ミュスカデVV用の区画では植樹から3年で収穫・醸造が可能ですが、モニエール・サンフィアクルの区画では植樹から7年を要します。
「典型的なミュスカデの味を守ることが大事」と彼らは言っています。
樹齢60年以上のブドウ樹から造られた、ワンランク上のミュスカデです野生酵母により15%は古樽、85%はステンレスにて発酵。熟成は450Lの古樽で滓とともに、バトナージュをせずに翌年の春まで熟成させます。フレッシュさだけでなく、深みある味わいも楽しめるミュスカデです。〜テイスティングコメント〜フレッシュでキレ味がよく、ミネラル感たっぷり。ハーブやレモンのニュアンス、肉厚なミュスカデ。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ