ゲヴュルツトラミネール トロッケン

「ゲヴュルツトラミネール トロッケン」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
ゼルバッハ オスター GW 2020 ドイツ モーゼル
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
13 ¥4,200 飯田 2026/3/31

「ゲヴュルツトラミネール トロッケン」レビュー

ワインの外観

ゲヴュルツトラミネール トロッケンの外観

ややベージュがかったレモンイエロー、粘性強め

ワインの香り

グラスを回す前:ライチ、桃のコンポート、白い花、ジャスミン、カモミール、カルダモンなどのスパイス感

グラスを回した後:清涼感と華やかさ、マスカット、石灰や鉱物のようなミネラル

ワインの味わい

厚みある食感、充実感ある果実味、糖度を感じる甘口ながらビター成分と適度な酸、ミネラルによるガチっとした骨格もあり力強く、甘いけど力強いというゲヴュルツらしい魅力

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
ドイツと知って試飲。Riと思い込んで飲んでいたが違うか。Gw、2018、13.0、5000と予想に、ある程度近い。
力強いゲヴュルツで酒質も高く良い
季節

グラス 温度 軽重度
(10段階)
大ぶりびわ 9-13℃ 7

月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載しています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

ワインコメント一覧と会員について

輸入元情報

ツェルティンゲン村で400年以上の歴史を誇る、モーゼル屈指の生産者
ゼルバッハ家は、ベルンカステル地区ツェルティンゲン村にて、1600年よりワイン造りを行う伝統ある名門です。現オーナーのヨハネスはトリーアで醸造を学んでから経営、特にマーケティングについて学び、アメリカでワインビジネスコンサルタントとして経験を重ねてから88年に帰郷。その後、醸造所の運営に参加、現在は彼の妻のバーバラと息子のセバスチャンもワイナリーに参画しています。醸造方法は、伝統的な方法にのっとり、できる限り手を加えないというのが哲学。「ゼルバッハ・オスター」は、自社所有畑からのブドウによるゼルバッハ醸造所元詰めのワインです。
ヨハネスの祖父の時代から、国内の専門店ではケラーライ(ブドウ、ワインを買い付けて、醸造、瓶詰め、販売を専門にする業者)としての高い評価と信頼を得て、輸出も行っていました。1964年以降は、自社畑も少しずつ拡張。醸造所の所有する畑は、ツェルティンゲンからモーゼル川に沿ってヴェーレン、グラッハ、ベルンカステルまで、6kmにおよび、トータルで24ha。その中には、第1級の銘醸畑であるゾンネンウーア(ツェルティンゲンとヴェーレンにまたがっています)も含まれています。栽培品種は、この地域ではローマ時代から栽培されていたと言われる最高級品種リースリングが全体の92%を占め、残りはピノブラン(4.5%)、ピノノワール(2.5%)と僅かのゲヴュルツトラミネルを栽培しています。平均樹齢は40年で、プレフィロキセラの樹がまだ多く残っています。栽培はほとんどオーガニックですが、必要に応じて一部がサステイナブル栽培を行います。土壌はモーゼル特有の粘板岩(シーファー)土壌で、果実味豊かでしっかりとした酸を持つ上品な味わいのワインを生み出します。モーゼルを代表する醸造所として、ゴーミヨ、ウォール・ストリート・ジャーナル、ロバート・パーカーやヴィノムなどにて、国内外で高く評価されています。または、アイヒェルマンにおいて「2015年最優秀ワイナリー」に挙げられたり、ワイン&スピリッツ誌による2020年や2022年度の世界「ワイナリーTop100」に登場するなど、多くの賞を受けています。
ヨハネスのワイン造りの哲学は「ブドウ畑ではハンズオン(できる限り手を加える)、醸造所ではハンズオフ(できる限り手を加えない)」です。旧式な桶型プレスを今でも「アウスレーゼ」以上に使用しています。収穫は、完熟ブドウのみを厳選し全て手摘み。発酵は、温度管理を徹底し低温で十分に時間を掛けて行ない、その後しばらくワインはオリと一緒に寝かされます。「ワイン自身が良いワインを造っていくように、そっとしておくのです。つまり、土壌、畑、ブドウの木が提供してくれる可能性を目一杯実現させるのです。」ともヨハネスは語っています。ワインの年間生産量は約10,000ケース。生産の40%を海外へ輸出。味のタイプは甘口から辛口まで生産しますが、近年は注目の高品質な辛口ワインに注力しています。

シュペートレーゼ相当の完熟した稀少なゲヴュルツトラミネールを辛口に仕上げたユニークなワイン。この品種にしては低アルコールでデリケートなスパイス感とキレイな酸を持ち合わせるペアリング万能な一本。

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ