「リオハ ホワイト」の香りや味わいコメント

「リオハ ホワイト」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
バレンシソ ビウラ(マカベオ)70%、
ガルナッチャ・ブランカ(グルナッシュ・ブラン)30%
2020 スペイン リオハ
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
13.5 ¥3,500 フィラディス 2022/10/12

「リオハ ホワイト」レビュー

ワインの外観

リオハ ホワイトの外観

透明感あるレモンイエロー

ワインの香り

グラスを回す前:熟した黄色い果実、蜂蜜、バニラ、ココナッツ

グラスを回した後:白や黄いろの花、レモン、ハーブ

ワインの味わい

しっかりした食感、完熟果実、しっかりした酸、アーモンドや木の実を思わせるコク、トーストのような香ばしい力強さ、余韻には力強い果実味と木炭を思わせるようなミネラル感が続く

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
新樽熟成(1/3)由来のボリューミーな香ばしさある白
新樽由来の香ばしさ満載の白。香りで最初にバニラを感じるほど。飲むと甘いバニラ感より力強く香ばしいトーストのようなニュアンスのほうが強い。

月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載しています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

ワインコメント一覧と会員について

輸入元情報

生産者の概要

ワイン・アドヴォケイトが選ぶ「リオハのお買い得10傑」のひとつ。リオハ・アルタの北部で育つテンプラニーリョのエレガンスとフィネスを表現。抽出の強い濃厚な味わいのモダンなワインとは一線を画す、『香りで輝く、アロマの厚みがあるワイン』を目指す。

3つのポイント

  1. ワイン・アドヴォケイトは「スタイル的に分類するのであれば、『モダン』なリオハのカテゴリーに入れられるだろうが、個人的にはただ『おいしい』リオハに分類したい」と絶賛。スペイン北西部の優良生産者を特集した『Finest Wine』では、リオハのお買い得10傑に選ばれている。
  2. リオハ・アルタの北部で育つテンプラニーリョのエレガンスとフィネスを表現すべく、1998年に設立されたボデガ。有機農法に加えビオディナミの手法も取り入れておりリオハでいち早くビオディナミを導入した数少ない生産者のひとつ。
  3. 醸造家の2人、ルイスとカルメンのリオハでのワイン造りのキャリアは30年にも及ぶ。醸造所設立以前は、ともにボデガス・パラシオで働き、ワイン造りを学んだ。特に彼らは、1985年から1998年に同社のオーナーで、パラシオのみならずリオハのワイン造りに改革をもたらした人物ジャン・ジェルヴェを師と仰いでいる。

生産者のこだわり

1991年にスペインの原産地呼称の最上位であるD.O.Ca.(特選原産地呼称 ワイン)に初めて認定されたリオハは、西から順にリオハ・アルタ、リオハ・アラ ベサ、リオハ・バハの3つの地区に分けられる。中でもリオハ・アルタの北部 に位置するアロ周辺のエリアは昔から良質のワイン造りに最適の場所とされてきた。リオハの主要品種であるテンプラニーリョに理想的な粘土石灰質土 壌が、味わいにエレガンスと力強さをバランスよくもたらす。また、大西洋の影響を受けた比較的雨が多く涼しげな気候と、夏の夕方の気温を和らげる北風 が、ブドウの酸を保持し、複雑なアロマを生みだす。

このリオハ・アルタの北部で育つテンプラニーリョのエレガンスとフィネスを表現すべく、1998年に設立されたボデガがバレンシソだ。その名は、設立者であり醸造家でもあるルイス・バレンティンとカルメン・エンシソの名字の一部を 組み合わせて付けられた。アロの南東4kmにあるオリャウリという小さな村に醸造所を構え、この村をはじめアロ周辺に16haの畑を所有する。畑は海抜 400-600mにあり、灌漑はしていない。ワイン造りでは畑仕事が最も重要だと語る彼らは、サステイナブル・アグリカルチャーでブドウ栽培を行っている。殺虫剤などの化学薬品は使わず、有機農法に加えビオディナミの手法も取り入れており、剪定や調剤をまく時期を月の運行に合わせて決めている。リオハでいち早くビオディナミを導入した数少ない生産者のひとりだが、彼らはビオかどうかよりもブドウのクオリティを第一に考えて畑仕事に取り組んでいるため、 ビオ認証は取得していない。加えて、収量制限も厳しく、バレンシソの収穫量 は通常の年でもリオハの平均より25%少ない。

バレンシソは比較的新しいボデガだが、ルイスとカルメンのリオハでのワイン造りのキャリアは30年にも及ぶ。醸造所設立以前は、ともにボデガス・パラシオで働き、ワイン造りを学んだ。特に彼らは、1985年から1998年に同社のオーナーだったジャン・ジェルヴェを師と仰いでいる。ジャンはパラシオのみならず、リオハのワイン造りに改革をもたらした人物だ。スペインで初めてミシェ ル・ロランをコンサルタントとして招き、ブドウの選果、発酵温度の管理、長い発酵期間、フレンチオークでの熟成など、フランスから最新の技術を導入し、世界を視野に入れたモダン・リオハを生み出した。バレンシソのワイン造りもここでの経験を原点としており、醸造には温度管理可能なコンクリートタンクを採用。自然酵母でゆっくりとアルコール発酵を行い、熟成にはフレンチオークのみを用いている。

ワイン造りの手法は現代的だが、味わいはいわゆるモダンなワインとは一線を画す。彼らが求めるのは、抽出の強い濃厚な味わいではなく、「香りで輝く、アロマの厚みがあるワイン」だからだ。テンプラニーリョの果皮からの要素を十分に引き出すべく、発酵には時間をかける一方、必要以上の抽出を避けるため、ブドウは破砕せず、ピジャージュもしない。オークではなく、果実の表現に重点を置いた彼らのワインは、香り高さもさることながら、テクスチャーの 滑らかさや各要素の細かさと一体感が素晴らしい。その完成度の高さから、ワイン・アドヴォケイトでは、「スタイル的に分類するのであれば、『モダン』なリオハのカテゴリーに入れられるだろうが、個人的にはただ『おいしい』リオハに分類したい」と評され、スペイン北西部の優良生産者を特集した『Finest Wine』では、リオハのお買い得10傑に選ばれている。

いま、スペインを代表する産地リオハで最も注目される生産者の一つ「バレンシソ」による少量生産の白ワイン。

≪こんな香り・味わいのワインです≫
ライムのような心地よい刺激があり、わずかにトロピカルなニュアンスと洋ナシのヒントを感じるフレッシュでフルーティーなアロマ。クリーミーな口当たりを持ち、果実味と樽由来のストラクチャー、繊細なミネラルが複雑に絡み合うフレーバーが楽しめる奥深い白ワインです。

樹齢100年のブドウと粘土石灰質土壌の華麗な個性、…テロワールの個性が見事に表現されています。

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ