「フォルティウス レセルバ」の香りや味わいコメント
| 生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
| ボデガス バルカルロス | Tem90%、CS10% | 2016 | スペイン | ナバラ |
| Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
| 14 | ¥2,400 | 赤 | 飯田 | 2023/10/22 |
「フォルティウス レセルバ」レビュー
ワインの外観

青の抜けたダークチェリーレッド
ワインの香り
グラスを回す前:外観より香りには若干若さがある、生と乾燥の中間の果系果実、木の実、樹の幹、石
グラスを回した後:ドライフラワー感増しエレガント、コリアンダー、実山椒、オレンジピール
ワインの味わい
エレガントな食感、乾燥した果実味に香り同様のオレンジやコリアンダーのような華やかさ、酸は中程度、タンニンはやや強めながらシルキーでツルツル飲める(口中では弱いがあとで歯茎に残っているのに気付く←元来は強いが熟成で溶け込んだ状態)
その他コメント

この値段でTem主体のきれいな熟成ワイン
| 季節
|
グラス | 温度 | 軽重度 (10段階) |
| 秋 | 大ぶりびわ | 19℃前後 | 6 |
月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載しています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。
ワインコメント投稿のコンセプト
「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。
プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。
輸入元情報
ボデガス・バルカルロスは、フランスと国境を接するスペイン北東部ナバーラ州のティエラ・エステーリャ地区に位置しています。家族経営企業としてはスペイン最大手のひとつ、ファウスティーノグループが所有するワイナリーで、フリオ・ファウスティーノ・マルティネスによって2001年に設立されました。所有する畑は標高400~600mに80ha。スペイン固有のテンプラニーリョ、ビウラの他にヨーロッパ品種のメルロやカベルネ、シャルドネも栽培しています。総面積13,000㎡の最新鋭の設備を備えたワイナリーから造り出されるワインは、リーズナブルで高品質。ヨーロッパをはじめ世界各国に輸出されています。バルカルロスがあるナバーラは、バスク語で「山々に囲まれた平原」を意味します。リオハの陰に隠れた存在で、ロゼの産地とみなされて来ましたが、近年生産者の努力により赤ワインの重要な産地へと変貌を遂げました。冬はピレネー山脈からの冷たい風が吹き、夏は暑くなり、乾燥した大陸性気候ですが、春と秋は温暖で、ブドウの生育には充分な降雨量があります。ワイナリーは、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路にあり、フランス国境からスペインに入り最初に通る村「バルカルロス」に由来しています。「フォルティウス」というブランド名は、1894年国際オリンピック委員会創設時の有名なモットー”citius, altius, fortius”「より早く、より高く、より強く」が由来。人生という競技の中で、その向上のために不断の努力をして人間としての成長を目指すという意味が込められています。その精神をバルカルロスに取り入れたものが、「フォルティウス」。強さと勤勉さ、良い結果を生むために常に挑戦し続ける姿勢を表現し、困難なことが起こったとしても、ブドウの最大限の表現を追求することは決して放棄しないという意思が表れています。ラベルのグリフォンは、ライオン(地上の王)と鷲(空の王)をミックスした伝説上の生物で、強さと卓越性のシンボルとなっています。
厚みがあっても引き締まった印象の赤ワイン。樽の風合いが味わいのポイント、コストパフォーマンス高い一本。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)
大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ





