「ライメン シルヴァネール」の香りや味わいコメント
| 生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
| ドメーヌ ブレル | シルヴァネール | 2023 | フランス | アルザス |
| Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
| 13 | ¥3,300 | 白 | 稲葉 | 2026/5/16 |
「ライメン シルヴァネール」レビュー
ワインの外観

ベージュの入ったレモンイエロー、粘性高め
ワインの香り
グラスを回す前:レモン、八朔、自然派っぽさ、柑橘ドレッシング、やや酢酸エチルを感じるが個性として許容範囲
グラスを回した後:蜂蜜やレモネードのような甘い香りが出る
ワインの味わい
中程度の食感、活き活きした柑橘の風味に、しっかりとした酸、酸の質はややシャープだが八朔のようなほろ苦さと調和し、さほど鋭く感じない、さらに蜂蜜のようなかすかな甘みがワインに丸みを与えバランス良い
その他コメント

| 季節
|
グラス | 温度 | 軽重度 (10段階) |
| 春 | 中ぶりびわ | 7-12℃ | 5 |
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輸入元情報
ドメーヌ ブレルは、アルザス北部・バ=ラン県の首都ストラスブールから、西に約25km進んだ位置にあるモルスハイム村の家族経営のドメーヌです。現在は、7代目にあたる29歳のジュリアン ブレルがワイナリーを引き継いでいます。ジュリアンは、ディジョンの大学で葡萄、ワイン、テロワールの修士号を取得後、シャトー シュヴァル ブランなど国内外のワイナリーで経験を積みました。2016年から実家であるドメーヌ ブレルに戻り、2018年には両親から正式に経営を引き継ぎました。同年、葡萄栽培をオーガニックへと転換し、2021VTからは有機認証(ABマーク)が取得できる予定です。
ジュリアンは、モルスハイムのテロワールやヴィンテージの特徴を、ありのままにワインにしています。発酵の際には、あらかじめ一部の葡萄を収穫して潰しておき、果皮に付着する天然酵母によって自然発酵させ、それをスターターとしてプレス果汁に加えています。収穫については、糖度が十分に上がっていたとしても、葡萄が最大限にアロマを発揮できるように、フェノールが成熟するのを待ちます。そのため、ワインのアルコール度数が高くなる年もあります。しかしジュリアンは、これこそがナチュラルで、テロワールのありのままの姿を映したワイン造りだと考えています。
ブレル家の歴史と変遷
ブレル家のルーツは17世紀までさかのぼることが出来ます。後の18世紀には、アントワーヌ ブレル(1759-1827)が、モルスハイムの高台にある“Oberes Bruderthal オーベレス ブリュデルタール”に最初の畑を手に入れました(oberesはトップ、頂上を表す)。アルザス グラン クリュに格付けされるこの区画は、現在もブレル家が誇りを持って葡萄を栽培しています。
ブレル家は、長年ワインを生産せずに、栽培した葡萄はバルクで販売していました。大きな転機が訪れたのは1970年代の初めです。ジュリアンの祖父ポールが自家元詰めを始め、今日のドメーヌの基盤をつくりました。当時は「ブリュデルタール」を中心とした3haの畑で葡萄栽培を行っていました。また、この時代に隣村ミュツィグの「オルダーフルスト(Horderhurst)」の区画の一部を手に入れました。当時はまだ葡萄栽培のみではなく、混合農業を行なっていました。
1992年、ジュリアンの両親がドメーヌを引き継いだ際に、葡萄栽培に専念することを決断しました。この時からドメーヌの規模を徐々に広げ、醸造設備の刷新を行い、また所有する畑を増やしていきました。先見の明があった彼らは、まだそれほど多くの栽培農家がリュー ディに対して大きな関心を示していなかった時に、「ファン(Pfann)」、「ライメン(Leimen)」、「ハネンベルク(Hahnenberg)」の区画を所有することが出来ました。その結果、引き継いだ時にはわずか3haだった畑は、8haにまで広がりました。そして2016年、ディジョンの大学を卒業し、様々な地で経験を積んだジュリアンがドメーヌに戻り、2018年には正式に両親から引き継いでオーナーとなり、現在に至っています。
「テロワールが持つスタイルをそのまま醸造する」 -ジュリアンのワイン造りの哲学
ジュリアンは、それぞれの葡萄畑が持つテロワールや、ヴィンテージの特徴をありのままに映し出すようなワインを造りたいと考えています。葡萄が持つポテンシャルを最大限に発揮出来るようフェノールの成熟を待つため、アルコール度数は高くなります。例えば、今回入荷したシルヴァネール、ピノ グリ、ゲヴュルツトラミネールのアルコール度数は15%です。しかしながら、ワインの味わいは素晴らしく、美しくバランスが取れています。ジュリアンは、モルスハイムのテロワールについて「ワインの背骨となる、しっかりとした酸をもたらします」と教えてくれました。このテロワールがあるからこそ、バランスの取れた味わいが得られるのだと 実感させられます。
収穫は全て手摘みです。発酵の際には、あらかじめ小量の葡萄を潰しておき、天然酵母で自然発酵した果汁をスターターとして使用します。SO2は、偉大なアルザス ワインとしての均衡を得るために、必要な時にのみ使用します。
ジュリアンは、「私にとって、ワイン造りで最も大切なものは畑です。ワインメーカーは畑に出て、テロワールを理解し、個々のヴィンテージを感じる必要があります」、「偉大なテロワールを表現したワインにするには、ワインをあるがままに任せることです」と語ります。畑は細かい区画に分かれ、それぞれが異なる多様性を持っています。ジュリアンは、個々の区画、土壌の特徴を見て、それぞれの個性をワインに表現したいと考えています。
モルスハイム村のリュー ディ「ライメン」は斜面の上部に位置し、土壌はマールを含む粘土質です。「ライメン」の区画の粘土質土壌は保水性が高く、冬に降った雨をしっかりと蓄積します。この水分は夏の暑い時期に葡萄が生育するために欠かせません。ふくよかで丸みがあり、それでいて瑞々しく、若いうちから楽しむことが出来ます。標高は260~300m、葡萄の平均樹齢は45年です。収穫した葡萄は4時間半程かけて圧搾します。22度以下に温度管理しながら、13hLのフードルで発酵させます。澱と共に同じフードルで収穫の翌年8月まで熟成させます。共に同じフードルで収穫の翌年の8月まで行います。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)
大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ





