バルバスピノーサ マレンマ トスカーナ

「バルバスピノーサ マレンマ トスカーナ」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
モリスファームズ SG90%、CS10% 2018 イタリア トスカーナ
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
13.5 ¥3,200 稲葉 2026/4/13

「バルバスピノーサ マレンマ トスカーナ」レビュー

ワインの外観

バルバスピノーサ マレンマ トスカーナの外観

青の抜けたダークチェリーレッド、もや、粘性強い

ワインの香り

グラスを回す前:ダークチェリー、黒と赤の中間の果実香、干しいちじく、乾燥クランベリー、干した赤い花、スパイス

グラスを回した後:赤い花の香ります、紅茶やスパイスの華やかさ、新鮮なジビエ、血液、インク

ワインの味わい

滑らかな食感、フルーツフレーバーが強くなく中庸な果実味、やや強めの酸、タンニンは強いが熟成により非常に細かくシルキー、香りでは感じなかったが深い森のような清涼感、茶色いスパイス、若干のコーヒー

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
派手さはないが奥行きあり格を感じるワイン
仏、ボルドー、CS主体、2019、14、4200円と予想も伊トスカーナ、マレンマのSG,CS。思ったよりかなり安くハイコスパ。飲み頃で良い。
季節

グラス 温度 軽重度
(10段階)
大ぶりびわ 19℃前後 7

月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載しています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

ワインコメント一覧と会員について

輸入元情報

マレンマの美しい自然とともに葡萄を育てる生産者

モリスファームズは、トスカーナ州南西部、マレンマに拠点を置くワイナリーです。現在、ジュリオ パレンティーニと従兄弟のラニエリ ルイジ モリスが中心となって、ワイン造りやワイナリーの運営を行なっています。モリス家は今から200年以上前に、スペインから移住してきました。広大な土地を所有し、代々農業に従事してきた家系です。木炭が主に使用されていた100年前には、その原料となる広大な森を所有しており、その土地は6,000haを超えていたと言います。現在では、木炭生産のための森は売却しており、所有面積は476ha、その内70haが葡萄畑です。畑は、主に2つの葡萄園に位置しており、粘土質土壌が特徴的な「ファットリア ポジェッティ」と、砂質土壌が特徴的な「ポッジョ ラ モッツァ」に分かれています。ファットリア ポジェッティは、モリス家が移住してきた200年前から所有し続けている土地です。

モリス家では昔から、葡萄栽培やワイン造りも行ってはいたものの、事業全体から見れば主な収入源ではありませんでした。1979年、ジュリオの父であるアドルフォがモリスファームズで働くようになり、近代的な改革を推し進め評価を高めた結果、ワイン造りに専念するようになりました。ヒュー ジョンソンの『ポケット ワイン ブック2020』で3ツ星生産者として紹介され、「新しい時代の1級のマレンマの生産者のひとつ。基本のモレッリーノを試すべし」と記載されています。

モレッリーノ ディ スカンサーノ(砂質土壌)とのスタイルの違いが感じられます。バルバスピノーサとは、曾祖父が書いた童話に登場する魔法使いの名前です。土壌は、化石の多い粘土質で、わずかに酸性。畑は南西向きです。温度管理したコンクリートタンクで発酵。18日間のマセラシオンの間、1日2回ルモンタージュを行います。アッヴォルトーレで2回使用したフレンチオークのバリックで12ヶ月、瓶で数ヶ月熟成させます。10%ブレンドしているカベルネがタバコやスパイス、なめし皮の要素、またローズマリーやユーカリなどの風味を与えています。深いルビーレッド。ソフトでエレガント、はっきりと持続性がある味わいです。

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ