7月14日(月)は第20回山口県ワインブラインドテイスティング大会。
2018年ぶりの宇部での開催、そして過去最高人数の20名様の参加でした!
今回の運営担当は、私寺井。選手8名、観客12名、合計20名と選手数も過去最高でした。

今回のワイン
| 産地 | 品種 | Vintage | Alc | 価格(税込) | 想定点 | |
| 1 | 仏>ボルドー | SB70,Se15,ミュスカデル15 | 2023 | 13.0% | 2,420 | 4 |
| 2 | 仏>アルザス(グラン・クリュ) | ゲヴュルツトラミネール | 2023 | 13.0% | 6,435 | 7 |
| 3 | 伊>エミリア・ロマーニャ>レッジアーノ(D.O.C.ランブルスコ・ディ・ソルバーラ) | ランブルスコ・ディ・ソルバーラ | NV | 12.0% | 3,410 | 4 |
| 4 | 仏>ボルドー>サン・ジュリアン | CS72%,Mr26%,PV2% | 2008 | 13.0% | 16,500 | 4 |
| 5 | 伊>トスカーナ | SG | 2020 | 14.5% | 4,180 | 2 |
※採点では税別価格をお伝えしていますが、こちらの表は購入の参考になるよう税込み価格を表記しています。

予選1位は山陽小野田のレストランLa Tierra(ラ・ティエ)の高橋シェフ。
2018年から何度も参加してくださっていますが、近年はワインの勉強も始めて、選手で参加するようになり、その成果が出てきました!
そして、今回は同点の2位が2人。


そして、優勝は・・・

安野ソムリエ!
5回目の優勝です。素晴らしい!!
そして、私の言及してほしかった2番のワインのゲヴュルツがスタンダードクラスではないこと(特級とはおっしゃらなかったけど、素晴らしいワインなので6,000円と答えた)、決勝ワインを国、産地、品種まで答えたこと、本当に素晴らしいです。
寺井の出題意図とテイステイスティングコメント
1.シャトー・ド・パランシエール・ブラン2023 造り手:シャトー・ド・パランシエール
このワインで決勝行けるかどうかが決まるかなというキーワイン(KeyWine)として出題。
寺井個人的には、昔に比べ近年のボルドー白は、キレイにバランス取れていると感じる。SBの爽やかさと、Seの丸みが素晴らしい。樽不使用だが、スキンコンタクトやシュール・リが由来なのか、厚みがあり、ここで樽使用の南仏やブルゴーニュCHと間違えたりすると、点数がとれない。・・・それ以前に、ボルドー白のバランスが感じ取れるかがポイント。ぶどうはSB65-85%と答え、セミヨンの発言があれば1点にカウント。(予想4点or 0点)
醗酵:ステンレスタンク 18時間スキンコンタクト(ソーヴィニヨン・ミュスカデル) MLFなし
熟成:ステンレスタンク熟成3カ月(シュール・リー)
2.アルザス グラン・クリュ ゲヴュルツトラミネール ペルシベルグ2021 造り手ポール・ジャングランジェ
平均点をあげるためのワイン。国、産地、品種まで、ほぼ全員が当たると予想。
香りをとらえた瞬間、香り高く気品あり、ライチ、バラ、ジャスミンのニュアンスに茶色いスパイス、そして力強さがあるので、ぶどうは80%以上くらいの確立でGWと予想。グラスを回すと、香水、麝香、アップルティー、シナモン、アニス、クローヴを感じ、麝香の香りからミュスカが脳裏に浮かぶかもしれないが、ミュスカだと力強くなく、爽やか。
口に含むと、厚みがあるのでGWの自信が高まり、貴腐ぶどうも含まれているかのような高貴さ。ライチやマスカットのフレーバーが力強く、これが土台となり、ジャスミンのような花感とシナモンのようなスパイス感をしっかりと下支えしているバランス良さ。特級畑かなと思ってほしい1本。ただ難しいのが、安いこと。7,000-9,000円と答えた方を正解にしたいくらい。(予想7点)
3.カレッツァ メトド・クラッシコ ブリュットNV 造り手:アジェンダ・カサーレ・ダヴィッディ
1のワイン同様、赤の泡と言えば・・・でこの産地まで書けたら決勝行けるのでは?というキーワイン。
デイリーな甘口ランブルスコではないので、ぶどう品種:ランブルスコ・ディ・ソルバーラまでたどり着けるのが理想。難しいのは、シャルマではなく、瓶内二次発酵。ここに騙されて、オーストラリアとかブルゴーニュのPNと答えてしまう方もいるかも。
そもそも、赤の泡といえばランブルスコと書くしかないとは思うが、そうなると産地と品種を書くのに佐伯さんと安野さんが有利すぎるので、瓶内二次発酵にしました( ̄― ̄)ニヤリ(ただし、私の想定より色がロゼで、小川ソムリエ以外全員がロゼのスパークリングワインと答えた)
(予想4点か0点)
4.シャトー・ラグランジュ2008
メドック格付けワインを飲んだことない方もいらっしゃるのでは?特に15年以上熟成となると。
まだ若すぎるものの(90年代を使いたい)、真価の片鱗が見え始めている状態と予想。おそらく、外観は、もやが入って適度に飲み頃に入り始めた状態。とはいえ、青の抜けたダークチェリーレッドでエッジはオレンジまではいかず朱色のニュアンスが出ているかなという状態じゃないかと思っています。
香りは、黒いベリー、カシスやカシスリキュールを思わせる力強い果実香に、森林、針葉樹の清涼感、熟成由来のクローヴやカルダモンのようなスパイスに、樽由来のバニラやコーヒーのような香ばしさもあるはず。もしかしたら、黒トリュフや土っぽいニュアンスもあるか?
カシス、針葉樹でCS主体と予想でき、黒トリュフを感じれば、格からしてボルドーと思うだろう。
口に含むと、力強さありながらも皆さんが思うよりサラリとした食感。ニューワールドではないと確信できる。
凝縮感ある果実味でタンニンは力強いながらも粗さは取れ、適度にワインに溶け込みしなやかさが出ているだろう。酸はしっかり。このバランスでボルドーと予想(高級キャンティもあり得るがハーブ感が違う)。タンニンはしなやかさ出てはいるものの、若さを保っているだろうし、古酒感は全く感じないだろうから、ヴィンテージ予想が難しい。ただ、格を確実に感じると思うので、1万円オーバーのボルドー。Mr主体ではないので、左岸。メドック格付けクラスと予想したい。すると2005~2008年くらいの熟成感だと思う。CSの力強さ、骨格がしっかり出ているので、ポイヤック、サン・ジュリアン、マルゴーを選びたいところ。前者2つはCSのタイトでスタイリッシュさあるがマルゴーは肉厚さ(メルロ多いと間違える)あるんだけど、ラグランジュは肉厚さ持っているのでマルゴーと間違えそう。格付けも3級以上クラス。(予想4点 バランスから仏ボルドーは出そう)
5.キアンティ・クラッシコ・フォンタルピーノ2020 造り手:カルピネータ・フォンタルピーノ
干し肉のニュアンスがあれば、真っ先に思い浮かべるのはイタリアワイン、特にトスカーナというのが寺井の持論。このワインも、乾燥した果実、干しプラム、干し肉、なめし皮、乾いたニュアンスの中にもしっとりしたバニラのようなスパイス香があり、グラスを回すと、しなやかさが出てきて、スパイスや木の実のニュアンスも。
伊トスカーナを含め、コルヴィーナ(ロンディネッラやモリナーラとブレンド)、アリアニコ、ネッビオーロも検討。ただしネッビオーロだともっと色が薄いはず。
口に含むと、中程度の食感で、黒い果実の果実味は凝縮感あり、酸中程度、力強いタンニン。ボルドー、トスカーナ、ヴェネト、あとスペインもあり得る。
タンニンが乾いたニュアンス。このニュアンスは大樽熟成のワインによく感じる。それでいて、果実味と樽由来のしっとりしたスパイス感が中和していて、小樽っぽさもあって非常にバランス良い。最初の印象は大樽熟成のトスカーナだが、全体のバランスから、小樽熟成のサンジョヴェーゼと予想できる(輸入元には樽の記載ないので不明)。
(予想2点 国だけ正解)
今回のおつまみ(ビストロナオさん 宇部)

いつも嬉しい観客の声
この会には、「シャルドネとカベルネ・ソーヴィニョンなら、なんとなく聞いたことがある」というくらいの方でも観客で来てくださいます。
今回も、始めてお越しの一般消費者の方が8人もいらっしゃいました!
そんな方々は、100%の確立で「すっごく楽しかった」と言ってくれます。以前も、今回もこんな感想をいただきました。
私たちも嬉しくなりますし、もっとレベルアップしたくなるお声、ありがとうございます!
「私には場違い」と思って参加を見送った方がいれば、ぜひ次回の参加をお待ちしております。めっちゃ良いワイン飲めますしね♪(あと、多くの方は1人での申し込みなので、おひとり様大歓迎です。会場で隣の方と親しくなる感じです)
今後の山口県ワインブラインドテイスティング大会
年4回本業と別にこの運営をするのは結構しんどい(^^ゞ
でも、各自ノーギャラで運営を頑張っています。
それには、立ち上げ当時の次のような想いがあります。
- 山口県のワイン文化を発展させて、輸入元さんの試飲会があるような土地にしよう!
- 山口県から協会のブラインドコンクール優勝者を出そう!
それが皆様に伝わっているのか分かりませんが、毎回「やって本当に良かった!」と思えるのが
観客参加の皆様がとっても楽しいと大絶賛してくださること^^
「とっても楽しかった!」以外にも、「是非次回も誘ってください」「次はいつですか?」「年に1回しかしませんか?」などなど、嬉しいお言葉ばかりです。
皆さんのご参加をお待ちしております^^
開催地募集~私たちを呼んでください^^~
山口県ワインブラインドテイスティング大会運営チームでは、「自分たちの街でも開催してほしい!」という声をお待ちしております。
開催にあたり、そちらで経費負担はナシ!ただし一定人数が揃わないと寂しい会になってしまうので、集客のお手伝いをお願いします。※イベントなどにお仕事としてうかがう場合は金額要相談
集客って何人?というご不安もあるでしょうが、6-8名くらい集めてもらえたら運営は可能です。
あとは会場などを一緒に考えていきましょう!山口県のワイン文化活性化のために一緒に楽しく頑張りましょう^^
ご要望は、コメント欄に記入、もしくはプレゼントワインショップの寺井剛史へお電話、メールでも結構です。お気軽にどうぞ
プレゼントワインショップ
電話:093-234-5454
メール:
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)
大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ





