
1月27日(月)は第18回山口県ワインブラインドテイスティング大会。
会場は下関の「下関グランドホテル レストラン ブルーフォンセ」です。
今回の運営担当は、小川ソムリエ。
選手7名、観客7名の合計14名の会になりました。
今回のワイン
産地 | 品種 | Vintage | Alc | 価格(税込) | 想定点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | フランス>シャンパーニュ | ピノ・ノワール | NV | 12.0 | 3,500 | – |
2 | ドイツ>ラインガヴ | リースリング | 2019年 | 8.0 | 2,400 | – |
3 | フランス>ブルゴーニュ | ピノ・ノワール | 2018年 | 13.0 | 3,800 | – |
4 | オーストラリア>バロッサ ヴァレー | シラーズ | 2021年 | 15.0 | 2,000 | – |
5 | フランス>ブルゴーニュ | ピノ・ノワール | 2018年 | 13.0 | 2,500 | – |
寺井の回答
1.アルベール ルブリュン ブランド ノワールNV(シャンパーニュ)
ベージュの入った外観から、ブラン・ド・ノワールを頭に思い浮かべるべきだったが、それが出来ず。
泡の勢いも強くないので、シャンパーニュではないと判断。
フルーツ香よりイーストっぽさから瓶内二次発酵は確実。親しみのある味わいからRiやCBではなく、CHと予想。
仏、ブルゴーニュ(クレマン・ド・ブルゴーニュ)、シャルドネ、NV、12.0、3,500円 と回答(5点)
2.クロスター エーバーバッハ シュタインベルガー リースリング2019
輝きあるレモンイエロー
香りは、青りんご、ペトロール香、タール、ペトロール香は最初にしっかり感じるくらい強い
飲むと青りんごやマスカット、ライチの果実味に、やや残糖を感じる。酸は丸い
ペトロール香と酸の質からリースリング、残糖からドイツのQbAかカビネットだが、凝縮感からしてQbA。酸はしっかりあるが丸いのでモーゼル。ドイツRiの割にペトロール香感じるので適度な熟成と予想。
ドイツ、モーゼル、リースリング、2018、11.0(Alcがドイツにしては高い。オレゴン?)、3,000円と回答。(5点)
3.アントナン ロデ サヴィニ レ ボーヌ2018
全体的に朱色の色調のラズベリーレッド、果皮の薄いぶどうの可能性
香りは、イチゴのシナモンコンポート、ナツメグ、シナモン。グラスを回すとエレガントさ、ドライフラワー、やはりスパイスを感じ、熟成由来と樽からの影響もあると推測
飲むと、軽やかな食感。赤い果実の風味にタンニンが思ったよりしっかり(まあまあ~強いと感じるほど)、ピノと思いながら試飲していたが少し悩みが出たが多分樽由来のタンニン。酸は柔らか。
ぶどうはPNで間違いないと思うが、産地で悩む。酸っぱくないというか酸の質もブルゴーニュっぽくない。かと言ってニューワールドのような果実味と樽感ではない・・・ドイツのファルツ?と思い、
ドイツ、ファルツ、ピノ・ノワール、2020、12.5(3点)
4.シャトー タヌンダ グランド バロッサ シラーズ2021
3番のワインと一転して、濃く黒いダークチェリーレッド、くっきりしたメリハリある色調、青が入っていて若い
香りは、黒~紫のベリー、漢方っぽさ、煮詰めたニュアンス、グラスを回すと樹液のような濃縮感、ユーカリ、メントールのような清涼感
飲むとアタック強く凝縮感ある、若いけど滑らかでニューワールドっぽさ、タンニン強いが丸く、酸は優しめ
柔らかさからニューワールドのメルロと思ったが、清涼感からCSに変更、清涼感の中でもユーカリを最初に想像したのでオーストラリア、今どきのオーストラリアっぽさよりややステレオタイプな濃厚感を感じるのでバロッサバレー、Alcは高めで金額は2,000円くらいと思いつつ、猛威少し高いかな?と思い4,000円と記入したのが大誤算。
オーストラリア、バロッサバレー、Sy、13.5、4,000円(4点)
5.ルイド シュランセ ボーヌ2018
外観は、エッジに朱色を感じるダークチェリーレッド、果皮が厚めのぶどう品種を推測、適度な熟成
香りは、黒いベリーに黒や茶色のスパイス、樽を思わせるチョコやトーストのニュアンスが少し、かすかに甘く感じる香りはAlcか樽のスパイス感か?
飲むと、さらりとした食感で滑らかさがある、ぶどうの熟度を感じる果実味、しっかりした酸で、タンニンもやや強め、タンニンは熟成のおかげで丸みがあり、香り同様甘みも伴う。
スペイン、リオハ、Temと言及するも、
大ぶりのボルドー型グラスを使用し、骨付き肉の炭焼きにレモンを絞って合わせたい・・・とコメントしたところで、アメリカンオークのリオハに合わせたい料理じゃないな。やっぱり違うと思い、変更。
イタリア、トスカーナ、サンジョヴェーゼ、2020、13.5、4,000円と予想(0点)
この決勝戦では、難しいの声が周囲からも上がり、決勝相手の安野さんも0点。ということで、予算で点数が高かった安野さんの優勝となりました。
いつも嬉しい観客の声
この会には過去、「シャルドネとカベルネ・ソーヴィニョンなら、なんとなく聞いたことがある」というくらいの方でも観客で来てくださっていました。
今回も、「私なんかでも行ってみても良いのですか?」と言ってお越しくださった方がお2人。
そんな方々は、100%の確立で「すっごく楽しかった」と言ってくれます。以前も、今回もこんな感想をいただきました。
私たちも嬉しくなりますし、もっとレベルアップしたくなるお声、ありがとうございます!
「私には場違い」と思って参加を見送った方がいれば、ぜひ次回の参加をお待ちしております。めっちゃ良いワイン飲めますしね♪(あと、多くの方は1人での申し込みなので、おひとり様大歓迎です。会場で隣の方と親しくなる感じです)
今後の山口県ワインブラインドテイスティング大会
年4回本業と別にこの運営をするのは結構しんどい(^^ゞ
でも、各自ノーギャラで運営を頑張っています。
それには、立ち上げ当時の次のような想いがあります。
- 山口県のワイン文化を発展させて、輸入元さんの試飲会があるような土地にしよう!
- 山口県から協会のブラインドコンクール優勝者を出そう!
それが皆様に伝わっているのか分かりませんが、毎回「やって本当に良かった!」と思えるのが
観客参加の皆様がとっても楽しいと大絶賛してくださること^^
「とっても楽しかった!」以外にも、「是非次回も誘ってください」「次はいつですか?」「年に1回しかしませんか?」などなど、嬉しいお言葉ばかりです。
第19回の開催日が決まりました(場所はまだ未定)
【日時】2025年4月/14日(月)18:30-21:00予定
【場所】未定
【会費】5,000円(税込)
【申込方法】
運営関係者へお問い合わせのほか、FBのイベントページ↓
https://www.facebook.com/events/378927706132265/
からお問い合わせ、「参加予定」ボタン、いずれでも構いません。その後、こちらから選手、観客のお尋ねをいたします。
【タイムスケジュール】
18:30予選開始
19:30前後 予選終了 感想戦と懇親会
19:45前後 決勝2名によるリアルタイムコメントでのブラインドテイスティング
20:00 優勝者発表と優勝者によるテイスティングのコツ
21:00まで 懇親会(軽食アリ)
21:00 終了(残れる方で片付け)
皆さんのご参加をお待ちしております^^
開催地募集~私たちを呼んでください^^~
山口県ワインブラインドテイスティング大会運営チームでは、「自分たちの街でも開催してほしい!」という声をお待ちしております。
開催にあたり、そちらで経費負担はナシ!ただし一定人数が揃わないと寂しい会になってしまうので、集客のお手伝いをお願いします。※イベントなどにお仕事としてうかがう場合は金額要相談
集客って何人?というご不安もあるでしょうが、6-8名くらい集めてもらえたら運営は可能です。
あとは会場などを一緒に考えていきましょう!山口県のワイン文化活性化のために一緒に楽しく頑張りましょう^^
ご要望は、コメント欄に記入、もしくはプレゼントワインショップの寺井剛史へお電話、メールでも結構です。お気軽にどうぞ
プレゼントワインショップ
電話:093-234-5454
メール:
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ