ジ ガルガネガ 2023の外観

「ジ ガルガネガ 2023」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
アルファ ゼータ ガルガネガ 2023 イタリア ヴェネト
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
12.5 ¥1,600 稲葉 2025/5/17

「ジ ガルガネガ 2023」レビュー

ワインの外観

ジ ガルガネガ 2023の外観

やや緑入ったレモンイエロー

ワインの香り

グラスを回す前:白い果肉の果実、青りんご、洋ナシ、マルメロ(西洋かりん)、白い花、フローラルさ、しゃぼん

グラスを回した後:フローラルながら爽やかな香り増す、ユリ、カモミール、タイム、ミネラル感

ワインの味わい

中庸な食感、青りんごのような活き活きした果実味、酸は中程度、ギリっとしたミネラル、タイムやローリエなどの清涼感ありつつ深みある風味、味わい深く口に含むと中程度と感じた食感は口中では厚みを感じる、余韻長い

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
香り華やかで味は深みあるバランス良い1本
高レベルでバランス取れている。香りにローヌ白っぽさあるものの、近年はバランス良いボルドー白によく出会うので、ボルドー白と予想。全く予想外の伊ヴェネト。しかも安い!ハイコスパ
季節

グラス 温度 軽重度
(10段階)
中ぶりびわ 9-13℃ 5

月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載しています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

ワインコメント一覧と会員について

輸入元情報

「良い品質と手頃な価格のワインを提供したい」という2人の思いから設立されました

アルファ ゼータは、マスター オブ ワインであるデイヴィッド グリーヴと、ニュージーランド出身の醸造家マット トムソンが1999年に立ち上げたブランドです。マットが常駐し、多くの仕事をします。畑はすべて条件の良い斜面の畑で、さらに収穫量の制限や遅摘みによる完熟した葡萄の収穫など、栽培も指導します。収穫時には二つのカンティーナの畑から、良い葡萄を選びます。農夫達とは、「品質の高い葡萄を造れば必ず買い取ってもらえる」という信頼関係を築き上げています。また、設備を全て地元の農協からレンタルでまかなうことで、生産コストを下げています。醸造もマット トムソンが行います。白ワイン用葡萄は、カンティーナに運んで、すぐ他よりも低い12度まで冷やしてから醸造します。その結果、デリケートでファインなワインとなります。さらに、ワインにリッチさを与えるため、シュール リを行います。手頃な価格ながら、品質には一切の妥協がなく、時に本当にこの価格であっているのか?と疑いたくなるほどです。

ワインに丸みを与え、S ソアーヴェ(I541)との違いを出すために、少しだけ樽を使います。畑は、ソアーヴェエリアの外で、ヴァルパンティーナの丘の斜面に位置します。標高は100~300m、南東向きです。冷涼で穏やかな気候は、葡萄をゆっくりと成熟させ、香りと酸を保ちます。土壌はやせていて白亜質、葡萄樹にストレスを与え、素晴らしい品質の果実を造り出します。SO2を加えず、プヌマティックプレスで全房圧搾します。果汁はすぐに冷却し、自然に落ち着かせます。1,200hLのステンレスタンクに入れ、12~14度で発酵させます。4ヶ月澱と共に寝かせます。丸みを与えるため、20%を500Lの樽(新樽でない)で2~3ヶ月熟成させます。瓶詰までステンレスタンク(1,200hL)で温度管理の下、寝かせます。ソアーヴェに全く引けをとらない品質です。「よく熟した白桃を思わせる香り、生き生きとしてフレッシュ。かすかにバニラの香りが感じられます。リッチでドライな口当たり。心地よい果実味を感じるフィニッシュ。非常にクリーンで良くバランスがとれています」とデイヴィッド グリーヴMWは話していました。

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ