オルキデア

「オルキデア」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
ボデガ イヌリエータ SB 2023 スペイン ナバラ
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
13 ¥1,900 稲葉 2025/4/22

「オルキデア」レビュー

ワインの外観

オルキデアの外観

やや淡めのレモンイエロー、緑入っている

ワインの香り

グラスを回す前:青りんご、ピンクGF、完熟感、草原、フェンネル

グラスを回した後:パッションフルーツ、パパイヤ、ライム、過去のVintageより清涼感強い

ワインの味わい

中程度の食感、果実味をしっかりと感じるがトロピカルではなく清涼感ある、その割に酸は強くなく、ミネラルも感じるが強くも堅くもない、ピンクGFのようなほろ苦く甘い風味、この爽やかさはぶどう品種由来か?温暖な地域でキレイに仕上げている素晴らしさ

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
春にテラス席で飲みたい
相変らず、スペインでキレイにSBを仕上げている。過去のワインはもう少しパッションフルーツ感があったように思うが2023はフェンネルのような清涼感強め。
季節

グラス 温度 軽重度
(10段階)
中ぶりびわ 7-12℃ 6

月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載しています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

ワインコメント一覧と会員について

輸入元情報

「イヌリエータは土地の呼び名」

牛追い祭りで有名なナバラ州の州都パンプローナから南へ約55kmにあるファルセスの郊外にあります。イヌリエータという名前は、バスク語の「蟻のいる場所」を意味し、祖先が約100年前に葡萄を育てていた土地の呼び名で、ワインに対する情熱を持っていた祖先への賛辞として選びました。ロゴは、今まさにワインオープナーでコルクが開けられようとしている状態を表しています。

「乾燥した気候と3つの異なった標高の畑」

畑は、元々がアルガ川だったため、石の多いのが特徴です。畑は海抜300mから480mの間の3つの異なった高度にあり、それぞれが違った土壌になっています。気候は恵まれていて、基本的に乾燥しており、気温も低めです。風が強く風力発電が盛んな地域で、あちこちに巨大な風力発電機を見ることが出来ます。雨は多めなのですが、風が樹を乾燥させ、また夏の暑い時の気温を下げる働きもします。夏場にはボデガの前を流れるアルガ川の水を使い、必要最小限の量を一滴ずつ畑に落とします

「誰にでも愛されるワインを手頃な価格で」

ワイン造りのポリシーは、飲みやすいワイン(easy drinking)をリーズナブルな価格で提供すること。国や文化を問わず、誰にも愛される、親しみやすいワイン造りを目指しています。

※葡萄品種&比率は、毎年作柄によってブレンドが変わります。

ソーヴィニヨン ブランは冷涼な気候を好むため、他の産地よりも暑いナバラで栽培するのはとても難しく、フレッシュでフルーティなスタイルに仕上げるのは大変で、リリースまで4年かかりました。「オルキデア」は、蘭の花の意味です。標高300mと350~380m、400~440mとテロワールの異なる三つの畑の葡萄を使用し、区画ごとに選別酵母か野生酵母かを選択します。複数の酵母を用いることが、成功のカギとなっています。13度に温度管理したステンレスタンクでゆっくり発酵させます。澱と共に4ヶ月寝かせ、その間試飲しながら攪拌します。その後、0~4度で10日間酒石を落とします。グリーンがかった麦わら色。複雑で強い花のようなアロマは、次第にパッションフルーツ、ライム、パイナップル等の熟したトロピカルフルーツへと変わります。その奥に熟した果実のアロマが絶え間なく続きます。広がりのあるアタック、かすかな甘さとはっきりとしたフルーティなアロマが広がり、バランスのよい酸に支えられています。

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ