
「コローシ ネロ・ダーヴォラ」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
カンティーネ・コローシ | ネロ・ダーヴォラ | 2018 | イタリア | シチリア |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
14 | ¥1,800 | 赤 | モトックス | 2/3/2022 |
「コローシ ネロ・ダーヴォラ」レビュー
ワインの外観
ややオレンジの入ったダークチェリーレッド、落ち着いた色あい
ワインの香り
グラスを回す前:黒果実、森、スパイス、シナモン、紅茶
グラスを回した後:ダージリン!、小さな野生の赤果実、ドライ果実
ワインの味わい
しっとりとした食感、果実味は若干の瑞々しさは残りつつもしっとりと落ちついている、乾いたタンニン、酸もしっかりとしているが一体化している
その他コメント

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輸入元情報
コストパフォーマンスの高さが評価誌で絶賛される
カンティーネ・コローシは3世代に渡ってワイン業界に関わってきました。シチーリアのメッシーナにワイナリーを構え、現在はピエロ・コローシがオーナーで、栽培・醸造全ての責任者です。ピエロのワイン造りの哲学は、正確に注意深くブドウを選別、近代的な施設で丁寧に醸造し、ラベルやボトル、カプセルに至るまで注意を払うこと。そして「品質と価格のバランス」を大切にしています。地元では知られたワイナリーでしたが、最近では海外の取引も増え、イタリア国内外問わず、多くのワイン専門誌で高い評価を得ています。特に注目すべきは「コローシ ネロ・ダーヴォラ」。ワインアドヴォケイト誌で2006年、2007年ヴィンテージ共に90点と高得点を獲得。『フルボディの素晴らしいネロ・ダーヴォラ。熟したチェリー、メントール、セージや花の香り。透明感とエレガンス。複雑さもあるがゴージャス。信じられないコスト・パフォーマンスがある。』と紹介され一躍注目のワイナリーになりました。コローシのもう一つの魅力、世界自然遺産、サリーナ島の恵みのワイン!
世界自然遺産に認定されているエオリア諸島。シチリア州の北部に位置する主要7島で構成される火山性の諸島です。カンティーネ・コローシはその一つ、サリーナ島にも畑と醸造所を構えており代表的な生産者として知られています。サリーナ島のブドウ栽培は島の地形的にとても厳しい環境です。直径7km程の島ですがブドウ畑は海抜500m以上あり傾斜が30度以上の急斜面。機械は入れないため全て手作業で畑の手入れが行われます。畑はサリーナ島の北部、カーポ・ファロ(Capo Faro)からポッリ(Porri)のにかけて約10Haの畑を持ち、火山性土壌の特徴が出ているブドウ栽培に適した最高のエリアと考えられています。畑は段々畑になっていて(テラス式)昔の石垣を修復して使用しています。ブドウはネレッロ・マスカレーゼ、ネレッロ・カップッチョの他、インツォリア、カタラット、マルヴァジーアなどが栽培されています。エオリア諸島の景観を守るため、醸造所は小さく、島の石を使用し畑の中に隠れるような形で建てられています。サリーナ島で造られたワインは瓶詰所があるシチリア島に運ばれ瓶詰め、販売されています。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ