
「カナル・ディ・ボッコ 2019」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
ジャコメッリ | SG60%、カナイオーロ40% | 2019 | イタリア | リグーリア |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
14.5 | ¥3,800 | 赤 | 飯田 | 2/10/2022 |
「カナル・ディ・ボッコ 2019」レビュー
ワインの外観
透明感あるラズベリーレッド、朱色がかっている
ワインの香り
グラスを回す前:赤果実、ラズベリー、種、茎
グラスを回した後:スパイス、黒こしょう、干しバラ
ワインの味わい
鮮やかさ、赤果実の活き活きさ、しっかりした酸は爽快で、タンニンも強めだが細かく心地よい、若さを感じつつ、しっとりとこなれており、バランス良い
その他コメント

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輸入元情報
海を臨む、ブドウ栽培が困難な急斜面のリグーリアが生み出すユニークな白
ジャコメッリは、トスカーナに隣接するラ・スペツィア県のカステルヌオーヴォ・マグラで祖父からブドウ畑を引き継いだロベルト・ペタッキによって1993年に設立されました。海と山の影響を両方とも受けた自社の合計12haの畑から、リグーリアの伝統的な品種(ヴェルメンティーノ、トレビアーノやマルヴァジア等)を栽培、ミネラルリッチでかつ、繊細さと優美が調和する個性豊かなワインを造り出しています。このエリアはアルプスからの冷涼な風と、温暖な地中海の影響を受け、昼夜の寒暖差が非常に大きく、素晴らしい酸を保ったワインが造られます。平地のブドウ畑からはチャーミングで直ぐ楽しめるIGTリグーリアを、丘にあるブドウ畑からはより複雑でストラクチャーのしっかりしたDOCコッリ・ディ・ルーニを生産しています。殺虫剤や殺菌剤、除草剤などは一切使用せず、肥料もマメ科植物の堆肥や緑肥など自然堆肥のみを使用。さらに畑を芝生で覆うことで土壌の肥沃度が維持され、そこに住む微生物の成長のために生態的地位を作りだすなど、環境に優しい栽培を行っています。(ヴィーニブオーニディタリアよりEco-Friendly賞受賞)醸造はステンレスタンクにて実行。培養酵母を使って発酵。熟成は澱と共に、バトナージュしながら行います。年産8万本。スローワイン、ガンベロロッソ、ヴィタエ、ビベンダやヴィーニブオーニディタリアなどで、高い評価を経ています。イタリアソムリエ協会出版のヴィタエ2018では、ピアナッチェがリグーリアを代表する一本として選ばれ、最高賞のTastevinも受賞しました。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ