「フィノ・ラ・スルタナ」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
アルベアル ペドロヒメネス NV スペイン アンダルシア
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
14.5 ¥1,400 飯田 2023/4/16

「フィノ・ラ・スルタナ」レビュー

ワインの外観

輝きのあるレモンイエロー

ワインの香り

グラスを回す前:産膜酵母の香りたっぷり、柑橘や青りんご、ナッツ、カレー粉、コンテチーズのような香り

グラスを回した後:グラス回すとコンテの香り増し、シェリー酒と思ってしまう

ワインの味わい

味わいはシェリー(フィノ)より確実にふくよかで、カリンやりんごの蜜のような果実味にナッツやコンテのようなコク、適度な酸と適度な甘みのバランス良く、シナモンようなスパイス感も、磯の香り満載の魚介・唐揚げなどの日本食やカレー風味の料理と

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
シェリー酒の代表フィノのスタイルで造ったワイン
思ったよりフィノ香が強く受け入れてもらいにくいワインか。フィノほどドライではないので面白いが・・・。産膜酵母の香りは春におすすめだが、この厚みは冬が良いか。
季節

グラス 温度 軽重度
(10段階)
中ぶりびわ 9℃前後 7

月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載されています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

ワインコメント一覧と会員について

輸入元情報

1729年創業、アンダルシア最古のモンティーリャ・モリレス生産者
アルベアルは8世代続くアンダルシア州最古の家族経営のボデガで、1729年、コルドバ県モンティーリャに設立されました。特に優れたサブゾーン「シエラ・デ・モンティーリャ」の中でも最良とされる地区を中心に、200haもの広い所有畑を誇り、現在もアルベアル一族でワイン造りを行っています。代々受け継がれてきたノウハウを駆使し、ペドロヒメネスのみを用いて辛口から甘口まで、ヘレスとは違ったシェリースタイルの個性的なワインを造っています。

まるでシェリーのようなキリッとコクのある辛口。糖度の高いペドロヒメネス種を酒精強化せずに造るフィノ。後味がドライながらも優しい印象。

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ