ブルゴーニュ・コート・ドール

「ブルゴーニュ・コート・ドール」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
フィリップ・ペルノ・ベリカール CH 2018 フランス ブルゴーニュ
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
13 ¥3,400 モトックス 1/31/2022

「ブルゴーニュ・コート・ドール」レビュー

ワインの外観

透明感あるレモンイエロー、ほのかにベージュのニュアンス

ワインの香り

グラスを回す前:香り高い、青りんご、洋ナシ、ぬかっぽさ

グラスを回した後:ヨーグルト、レモン、ハチミツ

ワインの味わい

ドライ、レモンのような爽快感、酸は活き活きとしているが丸い、乳製品を思わせるクリーミーさ、貝殻を思わせるミネラル感

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
細身でキュッとしまっていながら柔らかな丸みを持った白

月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載しています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

ワインコメント一覧と会員について

輸入元情報

銘醸「ポール・ペルノ」の孫が立ち上げた新世代ピュリニー・モンラッシェ

オーナー兼醸造家のフィリップ・ペルノ氏は、ピュリニーの銘醸ドメーヌ、 ポール・ペルノの現オーナー、ポール・ペルノ氏の孫(長男の息子)。フィリップ・ペルノ氏の奥さんの実家から土地を引き継ぎ、ドメーヌ・ペルノ・ベリカールとして2008年に自社詰めを始めました。ファースト・ヴィンテージは2009で、5haの畑を所有。白ワインのみを生産しています。

既にイギリスやドイツなど、国際的に高い注目を集め始めている、期待の新世代です。

ピュリニーを代表する造り手ポール・ペルノ氏の孫

ピュリニー・モンラッシェを代表する銘醸蔵「ポール・ペルノ」の現オーナー、ポール・ペルノ氏の孫にあたるフィリップ・ペルノ氏。栽培・醸造学を学び、ドメーヌの手伝いをしていましたが2008年から全てを任されるようになりました。

「テロワールやヴィンテージの特徴を最大限に表現したい」と語ります。

オーク樽醗酵・オーク樽熟成にこだわる

ペルノ・ベリカールの信念は「ピュリニー・モンラッシェの持ち得るポテンシャルを、最大限に表現する」こと。そのために「オーク樽醗酵・オーク樽熟成」にこだわっています。ステンレス醗酵は気密性が高く、フレッシュな白ワインを造るには良いものの、より複雑味のある深い味わいを表現するためにはオーク樽が不可欠とフィリップ氏は考えています。ワインを呼吸させ、より長い時間オリとの接触を図る。そのために醗酵から熟成まで同じ樽でやることもあります。非常に手間がかかりますが、全ては若いフィリップ氏の情熱があってこそ。

そうして造られた彼のワインは、「ピュアでミネラリック、複雑で上品」と高い評価を獲得しています。

栽培はリュット・レゾネを実践

本来のテロワールが持っているものをより表現する為に、人為的な介入を極力避け、ブドウの持つ本来の力とバランスをワインとして表現する事が重要と考えているフィリップ。栽培はリュット・レゾネを当初から実践しており、除草剤は使用せず雑草の処理は鋤きこみで対応しています。近年はビオロジックのアプローチも実践し始めており、よりテロワールの表現に磨きをかけています。醸造面でも果汁の酸化やワインが重くなることを嫌い、バトナージュは必要最小限に留め、出来るだけ自然な味わいを目指しています。

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ