
「コート・デュ・ルション・ブラン・マス・ラス・カベス」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
ドメーヌ・ガルディエ | グルナッシュ・ブラン、ミュスカ、他 | 2019 | フランス | ラングドック・ルーション |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
13 | ¥1,900 | 白 | 稲葉 | 5/15/2022 |
「コート・デュ・ルション・ブラン・マス・ラス・カベス」レビュー
ワインの外観
やや黄色強めのレモンイエロー、粘性高め
ワインの香り
グラスを回す前:青りんご、ハーブ、花、さわやかさ
グラスを回した後:レモン、マスカット、フローラル、白い花、白桃
ワインの味わい
やや厚めの食感、ドライ、爽やかな果実味、しっかりめの酸、レモンのような爽やかさと花や白桃を思わせる華やかさがある、余韻にほろ苦さを感じ奥行ある
その他コメント

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輸入元情報
この地域のトップ生産者ドメーヌ ゴビを含む友人達と、ルションの評価を高めるべく栽培、醸造に情熱を注いでいます。その努力に呼応するように、ワイン雑誌などで高い評価を得ています。
「テロワールを表現するための栽培」 樹齢が古く根が深いので、土地のテロワールがしっかり表現出来ます。畑の周りには草花を生やし自然な生態系を作ることで、土壌にミネラルが産み出されます。非常に小さい畑が多く、海抜ごとに成長具合も違うので、畑仕事は8~10人で行い、収穫時は20人以上になります。肥料は基本的には使用せず、馬を使って土を掘り返し、必要な時は家畜の糞と食物を混ぜたものを使用します。病気の時はイオウとオレンジの皮を、必要最小限にする為に松脂と混ぜて使用します。「全世界に受けるようなワインではなく、テロワールを尊重したワインを造っていきたい!」と考え、ワイン造りをしています。
「タンクの形や樽の厚みに、細かなこだわり」 ブルゴーニュ産の正方形のコンクリートタンクで、マセラシオンを行います。縦横の比率が同じであることが大事で、果帽が空気と触れ合う最も良い形です。樽と同等の効果があり、違いは樽の風味が付くかどうかです。樽は、トノーを使用します。酸化を好まない品種もあるので、合わせて樽の厚みを変えています。ムールヴェードルやシラーは、約3.2cm、グルナッシュは、約4.2cmという具合です。フレッシュかつストレートな味わいになる東ヨーロッパ産の樽を使用しています。
「品種の特徴を生かすように醸造」 ソーヴィニヨンやヴィオニエ等のアロマティックな品種は酸化を好まないので、酸化をコントロールし、果実味が出たワインとして造ります。マカベオなど元々香りがあまり出ない品種は、酸化させることで香りが出るので、樽で熟成させます。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ