グランンバサン エティケタ・ベルデ アルバリーニョ

「グランバサン エティケタ・ベルデ アルバリーニョ」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
アグロ・デ・バサン アルバリーニョ100% 2022 スペイン リアス・バイシャス
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
13 ¥3,300 ヌーヴェルセレクション 6/16/2024

「グランバサン エティケタ・ベルデ アルバリーニョ」レビュー

ワインの外観

グランバサン エティケタ・ベルデ アルバリーニョの外観

やや濃いめのレモンイエロー

ワインの香り

グラスを回す前:カリン、黄色い花、ヨード、蜜

グラスを回した後:ユリ、パプリカ、スモーク、アイラウイスキー

ワインの味わい

しっかり目の食感、温度低いとかんきつ系の果実味だが温度あがるとボリューミーな果実味、やや優しめの酸はギリリとミネラルを伴いワインに厚みを与えている、アーモンドのようなコクはほろ苦く

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
ボリューミーさを温度でどう調節するか迷う白(低くタイトに、上げてリッチに)
ボリューミーで力強さあるが樽を感じるわけではない、以前の試飲会の資料にはビーガンと書いてあったが輸入元サイトやラベルにそれらしき表示はないように思う、温度上がってリッチな味わいも良いが夏にキンっと冷やすのが良いか?
季節

グラス 温度 軽重度
(10段階)
大ぶりびわ 7-16℃ 7

月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載しています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

ワインコメント一覧と会員について

輸入元情報

リアス・バイシャス最古のワイナリーとして知られ、1988年のDO(原産地呼称)認定の立役者ともなった「アグロ・デ・バサン」は、巡礼の地サンティアゴ・デ・コンポステーラの南西、アロウサ湾内に位置するビラノーバ・デ・アロウサ村に1981年に設立されました。
 DOリアス・バイシャスの最主要サブゾーンである「バル・ド・サルネス」の丘陵地に35ヘクタールの畑を擁し、その全面積で実質オーガニックのサステナブル農法を実践しています。醸造は2018年までリアス・バイシャスを代表する醸造家である名手マルシアル・ドラード(写真)が、2019年以降はチリの「モンテス」やアメリカの「ドルーアン・オレゴン」などで修行したディエゴ・リオスが手掛けています。
 このワイナリーは、その伝統的な超辛口スタイルにおいてアルバリーニョの頂点のひとつと言われる「グランバサン」ブランドを白眉としますが、2017年には現代的なフルーティースタイルの「コントラプント」をリリースして新境地を開拓し、両ブランド合わせてさらなる世界的名声を獲得しています。
 「コントラプント」は、ルネサンス期~バロック期の音楽に見られた「対位法」(複数の旋律を、それぞれの独立性を保ちながら互いによく調和させて重ね合わせる技法。近現代音楽のように主旋律に対して和音で伴奏をつけるのではなく、伴奏部分も異なる独自の旋律であるのが特徴)における「対位旋律」のことで、このワイナリーが手がけてきた超クラシックなアルバリーニョと対位関係を成す新ブランドです。
 「コントラプントは、堅牢で厳格なワインではなく、完熟した桃のようなたっぷりとした果実味や、花のような芳香、みずみずしい口当たりといった、アルバリーニョの親しみやすい側面にスポットライトを当てたブランドです。大西洋の潮風の影響を受けた塩味が、隠し味になっています」(マルシアル・ドラード)。
 「コントラプント アルバリーニョ2017」は、2018年度「MUNDUS vini The Grand International Wine Award」において、「リアス・バイシャス部門」の「Best of Show」(大賞)に輝きました。

DOリアス・バイシャス。サブゾーン「バル・ド・サルネス」産のアルバリーニョ100%。花崗岩質、砂質、頁岩質土壌。平均樹齢25年。ステンレスタンクで発酵後、4ヶ月間シュール・リー熟成。レモンやグレープフルーツ、各種ハーブの風味が薫り立つ、クラシックレンジ「グランバサン」のスタンダード作品です。

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ