
「シャトー・クロワゼ・バージュ」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
シャトー・クロワゼ・バージュ | CS66%、Mr34% | 2019 | フランス | ボルドー |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
14.5 | ¥7,700 | 赤 | モトックス | 2024/1/9 |
「シャトー・クロワゼ・バージュ」レビュー
ワインの外観
奥が透けないほど黒く濃いダークチェリーレッド
ワインの香り
グラスを回す前:凝縮感ある黒い果実、インク、森、アニスのようなスパイス感
グラスを回した後:ジュニパーベリー(ジンの香り)、カルダモン、黒オリーブ、鉛筆の芯
ワインの味わい
黒いベリーの引き締まった風味、中庸の酸、タンニンも引き締まっていて強いが若いのに既に滑らかさが出始めている、香り同様の複雑味は熟成の複雑さでなく格の高さ由来の複雑さ
その他コメント

若すぎるのを覚悟で選んだが、2019というグレートヴィンテージにも関わらず、思った以上に美味しく飲める。ワインの格はキチンと感じる。もちろん、もっともっと熟成させえるのがおすすめ。
季節
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グラス | 温度 | 軽重度 (10段階) |
夏 | 大ぶりびわ | 21度前後 | 8 |
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輸入元情報
クロワゼ兄弟が小さな区画から始めたシャトー
18世紀前半、ボルドー議会の議員を務めていたクロワゼ兄弟は、近隣の農夫から小さな区画の畑を買い取り、それらを統合して、ポイヤックの有名なバージュの集落にブドウを栽培するドメーヌを創りあげました。
やがてシャトー・クロワゼ・バージュと名付けられたドメーヌは、1855年のメドックの格付けで第5級シャトーに認定されました。
第一次世界大戦が終戦してまもなく、アメリカの市民権を持つ、著名な自動車部品メーカー、クラクソンのオーナーであったジャン=バティスト・モノ氏がこの地を買収しましたが、その後、1942年にシャトー・ローザン・ガシー等のオーナーであったポール・キエ氏に譲渡する事になりました。
戦後はポール・キエ氏の元で畑の改革が行われ、1968年に経営を引き継いだ息子のジャン=ミシェルがこの任務をやり遂げました。
ジャン=ミシェル・キエ氏は現在、アンヌ=フランソワーズとジャン=フィリップというふたりの子供に支えられ、シャトーを切り盛りしています。
ポイヤック格付け5級のシャトー。ローザン・ガシーなどを所有するキエ家が所有。凝縮した果実味とカドのない柔らかいスタイルが特徴。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ