
「ラ・ヴィ・ピノ・ノワール」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
ドメーニレ・サハティーニ | PN | 2018 | ルーマニア | ムンテニア |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
13 | ¥1,600 | 赤 | アズマコーポレーション | 2022/10/3 |
「ラ・ヴィ・ピノ・ノワール」レビュー
ワインの外観
朱~オレンジがかった淡いラズベリーレッド
ワインの香り
グラスを回す前:野生の赤い果実、へびいちご、ザクロ、少し木の皮
グラスを回した後:いちごの種、チャーミングな酸気、黒こしょうやコリアンダー
ワインの味わい
決して分厚くないものの密度ある食感、赤い果実とスパイスの風味、しっかりした酸は鋭くない、ち密なタンニン、柑橘の果皮や木の皮、木の実や種子を思わせる複雑味、余韻も思った以上に長い
その他コメント

ブドゥレアスカに完全に負けると思っていたし、以前の印象は良いものでなかったと思うが、非常に良い!コート・ド・ニュイ的。
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輸入元情報
ルーマニアのワイン造りの歴史は古く、紀元前からワインの製造が行なわれていました。中世ヨーロッパの皇帝、国王達はコトナリの貴腐化した甘口ワインを愛飲したそうです。19世紀の後半に国際博覧会でルーマニアワインが高い評価をうけたことにより、パリで大ブームが起きたそうです。現在ルーマニアでは国土のほぼ全域で葡萄栽培が行われており、7つのワインの生産地方の中に37のDOC(EU法のAOC)と12のIG(EU法のIGP)が制定分されています。 ドメーニレ・サハティーニは2003年に女性醸造家のアウレリア・ヴィシネス
熟した赤い果実とピノ・ノワールらしい品種の香り
カルパティア山脈の南の斜面にあたる標高130mの5.11haの畑で収穫されるピノノワールで造られます。地質は様々なタイプのチェルノーゼム(黒土)と粘土石灰質土壌で、葡萄はギヨ仕立て。収量は42hl/haです。葡萄は収穫後、除梗破砕され1~2日か低温で静置された後にステンレスタンクで発酵を行います。マセラシオンは約10日、発酵の中盤に1日に2回ピジャージュを行います。熟成もオリと共にステンレスタンクで行います。光沢のあるルビー色で熟した赤い果実とピノノワールらしい品種の香り、タンニンはまろやかでストロベリーやブラックチェリーの果実味がキレイに凝縮しています。生産者はモロッコ料理やレバノン料理、鳥料理や白カビチーズ、マグロの刺身や牛のタタキ、馬刺しとオススメしています。
〜テイスティングコメント〜
光沢のあるルビー色でピノノワールらしい品種の香り、タンニンはまろやかでイチゴや木苺の果実味がキレイに凝縮しています。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ