スカラムーチャ ディンガッチ クラシック

「スカラムーチャ ディンガッチ クラシック」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
スカラムーチャ プラヴァッツ・マリ 2015 クロアチア ディンガッチ
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
14.5 ¥4,400 アズマコーポレーション 2021/9/28

 

2026年に再度試飲

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
スカラムーチャ プラヴァッツ・マリ 2019 クロアチア ディンガッチ
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
15.0 ¥4,700 アズマコーポレーション 2026/5/16

「スカラムーチャ ディンガッチ クラシック」レビュー

ワインの外観

スカラムーチャ ディンガッチ クラシックの外観

鮮やかなダークチェリーレッド、もやが少し(2015年ヴィンテージ @2021年テイスティング)

青は抜けた濃いダークチェリーレッド、奥が透けない、もや、粘性高い(2019年ヴィンテージ @2026年テイスティング)

ワインの香り

グラスを回す前:むんむん系、スパイス感、ワイルドさ、森、スパイス感しっかり
グラスを回した後:ワイルドベリー、セージ、オールスパイス、根菜
(2015年ヴィンテージ @2021年テイスティング)

グラスを回す前:濃縮感ある黒い果実の香り、カシス、プラム、ハスカップ、野生の黒い果実、国際品種とは違う個性ある香り
グラスを回した後:カルダモンやクミンなどのオリエンタルスパイスの香りがあり東欧のニュアンス
(2019年ヴィンテージ @2026年テイスティング)

ワインの味わい

アタック中~ややしっかり、収れん性あるタンニンを伴う果実味、ビターチョコを思わせるコク、酸もしっかりあるがそれをはるかに上回るタンニンとビーターチョコ感、かみしめる肉を食べたくなる1本、余韻は酸のおかげかタンニンの心地よさを感じる(2015年ヴィンテージ @2021年テイスティング)

しっかりした食感、完熟感ある果実味、タンニン極強だが細かく溶け込んでいる(以前飲んだ時よりも)、強いタンニンを和らげるまろやかな甘み(完熟ぶどうによると予想)、酸やや強めだがこの2つによりさほど酸に気付かない、非常に濃いので当店で熟成させた1本。メーカー終売(2019年ヴィンテージ @2026年テイスティング)

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
クセになる味わい!かみしめる肉を食べたくなる(2015)

あいかわらずの濃くタニックなワイン。ただ、タンニンは収斂性ある程度あるものの、粗くない状態(2019)

 

月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載しています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

ワインコメント一覧と会員について

輸入元情報

ペリシャッツ半島は、アドリア海にせり出した半島のなかでは、その面積においてイストラ半島(イストリア半島)に次いで2番目に大きい半島です。「アドリア海の真珠」といわれる世界遺産都市、ドゥブロヴニクの北にあり、中央・南部ダルマチア地方を代表するワインの産地となっています。 そのペリシャッツ半島でも葡萄の栽培において特に高く評価されているディンガッチの地で、代々葡萄栽培を営む農家が1992年に立ち上げたワイナリーがスカラムーチャです。クロアチアで、法の改正により葡萄栽培をする個人がワイン造りまで許可されるようになったことで、イヴォ氏が創業しました。現在、ワイナリーを切り盛りするメンバーは、イヴォ氏とその妻であるジャスナさんに加えて、醸造担当である息子のイゴル氏。イゴル氏の妻であるファニーさんは、広報担当。娘のイヴァナさんとその夫であるブラニミール氏は、品質管理や流通を担当、というように家族総出でワインの生産・出荷に携わっています。 ワイナリーの設立後も、イヴォ氏は石が多く傾斜がきつい斜面で少しずつ地場品種プラヴァッツ・マリの栽培面積を増やしてきた結果、現在の畑の所有面積は25haとなっています。そのほとんどが、アドリア海を望み「息を呑む美しい楽園」という言葉でイヴォ氏が表現するディンガッチとポストゥップエリアにあります。南向き斜面が多く、乾燥した石灰質土壌で、ローズマリー、ラベンダー、セージ、イモーラルなどのたくさんのハーブが自生しています。病害も少なく害虫も発生せず、農薬等は使用していません。無灌漑でゴブレ仕立て。収穫は丁寧な手摘みで行っています。日差しが強い急な斜面での作業は、時として忍耐が必要な厳しい作業となるものですが、土地とそれを取り巻く自然を愛し、その魅力を最大限に表現するワイン造りが行われています。 クロアチアの中央・南部ダルマチア地方の地場品種であるプラヴァッツ・マリは、クロアチア黒葡萄の王ともいわれています。古くからダルマチア地方で多く栽培されていたトリビドラグとドブリチッチの交配で生まれた品種で、トリビドラグについては、地域によってはプリビドラグ、ツールイェナック・カステランスキーという呼び名もあります。また、トリビドラグは15世紀にはすでに栽培されていた記録があり、1799年に初めて文献に登場したイタリアのプリミティーヴォや、同様に1837年に初めて文献に登場したアメリカ西海岸カリフォルニアのジンファンデルのような同じDNAを持つ品種のオリジナル品種であるとされています。19世紀後半、ヨーロッパで流行したフィロキセラでトリビドラグは急激に減少。そのため、病害に強く、この地の気候に適した交配種であるプラヴァッツ・マリの栽培が広まり、ダルマチア地方の代表的な地場品種となったのです。プラヴァッツ・マリは、ドライフルーツやブラックベリー、プラムなどの成熟した芳醇な香りに黒胡椒などのスパイシーなニュアンスも感じられるのが特徴。高い糖度と豊かなタンニン、エレガントさも兼ね備え、スケール感のある味わいが魅力であることからも、クロアチア黒葡萄の王という称号に値すると評されています。

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ