
「アルザス ピノ・ノワール BIO(ジョン・ベッカー)」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
ジョン・ベッカー | PN | 2021 | フランス | アルザス |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
12 | ¥3,500 | 赤 | カリテ・エ・プリ | 2023/12/3 |
「アルザス ピノ・ノワール BIO(ジョン・ベッカー)」レビュー
ワインの外観
透明感あるラズベリーレッド、青はほぼ抜けている
ワインの香り
グラスを回す前:ラズベリーのような赤い果実の香り強い、若干の茎っぽさ、ミネラル
グラスを回した後:イチゴの種、赤い果実を砕いた
ワインの味わい
ラズベリーやチェリー、アセロラのようなさわやかな赤い果実の風味はフレッシュさありつつ、どこかジャムのようなパワーも、ややしっかりめの酸にほのかなタンニン、余韻にチャーミングな風味が広がる
その他コメント

もう少し熟成させたい。ピノならではの赤い果実の香り、ブルゴーニュよりやや果実主体で酸もブルゴーニュより穏やか。
季節
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グラス | 温度 | 軽重度 (10段階) |
秋 | 大ぶり丸 | 17-19℃ | 3 |
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輸入元情報
1986年、カリテが初めてワインを輸入した記念すべき生産者。ドイツとの国境近くのフランス・アルザス地方で約400年もの歴史を持ち、地元では名家として知られるベッカー家。先祖から受け継がれたノウハウと大地の恵みを子供たちの代にも受け継いでいきたいという想いから、1999年よりEUの基準を満たした有機栽培へ切替。
ベッカー家のワインは凝縮感がありながらも透明感のある美しい味わいが特徴。初めて輸入をした時から今も変わらない高品質さで、いつ飲んでも「やっぱり美味しい!」と新鮮な感動を与えてくれる大好きな生産者です。
中世以来順調に確立され、アルザス赤ワインを生産する唯一のブドウ品種「ピノ・ノワール」。
寒すぎても暑すぎてもうまく育たず、土壌も選ぶ気難しい品種ですが
土と気候を知り尽くしたジョン・ベッカーは繊細でエレガントな赤ワインを見事に作り上げます。香りはカシスそのもの。深い紫色がグラスの中で美しく輝きます。
純粋なフルーティーさにしなやかなタンニン、非常に心地よくフレッシュで飲みやすい赤ワイン。
欧米では食の好みの変化により、重たいワインから軽やかなワインが選ばれるようになってきていますが
今の時代まさに愛される1本といえます。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ