
「カルトロジー」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
アルヘイト・ヴィンヤーズ | CB90%、Se10% | 2021 | 南アフリカ |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
13.11 | ¥6,500 | 白 | ラフィネ | 2023/11/27 |
「カルトロジー」レビュー
ワインの外観
やや緑はいりつつ黄色強めで輝きあるレモンイエロー
ワインの香り
グラスを回す前:華やかさ、柑橘、レモン、さとうきびの茎をかじったような甘くも青い香り
グラスを回した後:グラッシーさが増す、ハーブ(レモングラス、ミント)、パインの皮
ワインの味わい
爽快感ありつつやや厚みある食感、レモンのような爽やかな果実味だが完熟ぶどう由来の厚みがありトロリとした風味も持っている、酸しっかり、グラニュー糖をキャラメリゼしたような風味も、大ぶりグラス必須!
その他コメント

季節
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グラス | 温度 | 軽重度 (10段階) |
春 | 大ぶり卵 | 12℃前後 | 6 |
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輸入元情報
「カルトロジー」とは、「地図/Carto」と「〇〇学/logy」で「地図学」というクリスの好きな言葉で、
「ケープの母なる大地の伝統と移り変わりを、毎年のワインを通して探求する」というコンセプトで造られたキュヴェです。
この土地ならではの伝統的な区画に拘り、伝統品種であるシュナン・ブランと セミヨンの古樹のブッシュヴァイン(株仕立て)のブドウのみを用い、正に海と山の自然に恵まれたケープならではのテロワールが生かされ、「ケープの旗手」と言えるほどの地位を築いています。
若き天才醸造家、クリス・アルヘイト氏のワイナリーで、2011年にファースト・キュヴェ 「カルトロジー」をリリースするやいなや、瞬く間に国内外で高い評価を
受け、大変話題になりました。2018年には「Tim Atkin MW SA Special Report」で「ワインメイカーズ・オブ・ザ・イヤー」に選出され、常に最上級の1級に
格付けされており、今最も注目を浴びている醸造家のひとりです。クリスとスザーンのアルヘイト夫妻はワイナリー設立前に世界中の様々なワイナリーを訪
れた際、その土地ならではの個性を表現したワイン造りに感銘を受け、自分たちも故郷であるケープの土着品種を用いて、南アフリカのアイデンティティー
を表現したワインを造ることを決意したそうです。そしてちょうどその頃、標高300メートル前後で海風や山おろしの吹く乾燥した区画に植えられている古樹
に出会い、残っていた記録を調べると、その区画には既に1656年にはシュナン・ブランとセミヨンが植えられていたことが判明し、ついに彼らはこの地で、
『白ワインに特化したワイン醸造家になる 』 ことを目標に定め、大きな一歩を踏み出しました。彼らがワインを造り始めてまだ10年余りですが、リリースする
キュヴェには、拘り抜いた大地とその風土、そして品種の魅力がそのまま大切に丸ごとボトルに詰め込まれており、南アフリカ、西ケープ州、銘醸地ウォー
カー・ベイの、その区画ならではの個性がしっかりと表現されています。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ