
「シャトー・デュ・オー・マレ・ブラン」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
シャトー・デュ・オー・マレ | SB70%、 ソーヴィニヨン・グリ25%、Se5% |
2018 | フランス | ボルドー |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
13 | ¥3,600 | 白 | 稲葉 | 2023/10/22 |
「シャトー・デュ・オー・マレ・ブラン」レビュー
ワインの外観
レモンイエロー
ワインの香り
グラスを回す前:オレンジ、ヨード、硝煙
グラスを回した後:フルーツ香よりヨードの旨味香(昆布、わかめ、ヨードチンキ、正露丸)
ワインの味わい
中程度の食感、果実味も中庸で果実の風味が強くないが決して薄ぺらいわけではない、旨味成分を感じ、口中には複雑なフレーバーでグルタミン酸的旨味が強く、磯の風味や潮っぽさは塩味を感じるほど、若干のビターさ
その他コメント

旨味主体で、一般消費者に説明しにくいワインだが、レストランで使うには非常によさそうなワイン
季節
|
グラス | 温度 | 軽重度 (10段階) |
秋 | 中ぶりびわ | 10-15℃ | 6 |
月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載しています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。
ワインコメント投稿のコンセプト
「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。
プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。
輸入元情報
若い兄弟が営むマイクロ シャトー、造りはまさにグラン ヴァン
「兄の直観がもたらした、素晴らしい畑との出会い」 畑はボルドー南部のガロンヌ河左岸に位置するマゼール村にあります。兄のジェロームが馬を飼える場所を探していて初めてこの土地を見た時、石灰岩土壌であり斜面であるということに惹かれ、この地でワイン造りをすることを決意しました。INAOの土壌調査で、サンテミリオンやフロンサックのような土壌であることが分かり、闘志に火が付きました。非常に質の高いワインが生まれる可能性を持った畑だということが分かったからです。
「弟ジュリアンはパヴィの醸造チーフ」 寡黙で職人タイプの弟ジュリアンは、畑を買う前からエノログを目指し、ボルドー大学へ通っていました。1999年から大きなワイナリーで働き、2005年からはシャトー パヴィで働いています。
「畑の手入れや造りはまさにグラン ヴァン」 所有するのはわずか3haの畑ですが、ワイン造りはグラン ヴァン並。畑の手入れも整然と行き届いています。グラーヴの典型的な砂利質ではなく、石灰岩土壌の畑から生み出されるワインのポテンシャルには期待が出来ます。造るのは赤、白1種類ずつ。生産量は、赤が10,000本、白2,000本。収穫量は35hl/haです。赤はグラン クリュ クラッセのようなワイン、白はアロマとフレイバー豊かでフィネスのあるペサック レオニャンのようなスタイルを目指しています。今は、ステンレスタンクとコンクリートタンクが2本ずつしかない、まさにマイクロ シャトーです。
小規模シャトーが造るこだわりの白このキュヴェは生産量のとても少ない貴重なワインで、大部分は現地のレストラン向けに販売されます。限られた数量のみ分けていただくことが出来ました。白ワイン用の畑はわずかに1.5ha。収量は低く35hL/haです。’18VTからセミヨンをブレンドしていて、深みを出すことが出来、アクセントになります。100%除梗し、柔らかくプレスした後、発酵前に低温でスキンコンタクトを行います。15度に温度管理しながら1ヶ月、樽で発酵させます。発酵後、6~8ヶ月樽で熟成させます。樽は225Lのバリックで、新樽比率は15~20%です。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ