
「GV ナンバー」の香りや味わいコメント
生産者 | ぶどう品種 | ヴィンテージ | 生産国 | 地方 |
ワビ・サビ | グリューナー・フェルトリーナー | 2022 | オーストリア |
Alc | 参考価格(税別) | 色 | 輸入元 | 試飲日 |
11.5 | ¥2,800 | 白 | ヌーヴェルセレクション | 9/9/2024 |
「GV ナンバー」レビュー
ワインの外観
透明感あるレモンイエロー
ワインの香り
グラスを回す前:ブラッドオレンジ、マーマレード、花びらや花粉、焼き芋の蜜
グラスを回した後:ギリっとしたミネラル感増す、オレンジの皮、カボス、炭酸ガス
ワインの味わい
中程度の食感、カボスのような果実味、爽快感ある鋭い酸、これらは攻撃的ともとれる主張があり、人と料理を選ぶがマッチすると化けるはず、ウィーンナーカツレツにレモン搾って付け合わせにザワークラフト、きびなご天ぷらカボス風味
その他コメント

グリューナーはRiと似ているがRiより酸穏やかなイメージあったが、これはすごく強い。ただ、自然派なので、抜栓時期やボトル差もあるかもしれないし、Vintage差もありそう
季節
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グラス | 温度 | 軽重度 (10段階) |
夏 | 中ぶりびわ | 7-12℃ | 3 |
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輸入元情報
「ワビ・サビ」は、フランツ・ホフシュテターが運営するオーストリアのワイン商「TOA」が主催する、特別プロジェクト作品です。
ヴァッハウ出身のフランツは、オーストリアやニューヨークでソムリエとしての経験を積んだ後の2002年、オーストリア各ワイン産地のトップワイナリーと海外のマーケットを結び付けるプラットフォームを確立することを目的として、「TOA(Tastes of Austria)」を設立しました。今日では、オーストリアを代表するワイナリー約20社の輸出総代理店を務めると同時に、ブルゴーニュ型のクルティエ機能も担うハイブリッド型のワイン商として活躍し、その顧客には日本の錚々たるワインインポーターも名を連ねています。
「ワビ・サビ」は、「TOA」のパートナーワイナリー各社の協力のもと、2015年にスタートしたプロジェクトで、ビオロジック栽培のぶどうから造られたオーストリアの自然派ワインを、広く世界に紹介することを目的としています。統一されたコンセプトのもと、ワイナリー名や産地などは非公開となっています。
「ワビ・サビは、美が不完全なものによって定義される世界を表しています。不完全であるがゆえに、美しい。現代のワイン造りにおいて、ワインはしばしば、工学的に完全に設計された製品となっています。醸造家は、ワインの成分や製造工程を完全に管理し、完全なワインを造ることが求められます。しかし私たちは、完全なワインが飲み手を魅了するとは限らないと思います。「ワビ・サビ」プロジェクトでは、生きている、あるがままの姿こそがワインの「品質」であると考えます。個性は、完全なものよりもはるかに美しいと私は思います」。
ラベルのアートワークは、オーストリアの写真家ダヴィッド・クルツが手がけました。「この幾何学的模様は、印画紙への滴下といったダヴィッドのアナログ的な手業によって生まれたもので、再現できず、定義することもできません。この「不完全な」模様から、ワインの個性を、直感的に想像してください」。
「パートナーの造り手たちの目標は、個性と深みのあるワインを造ることです。彼らは自然と対立せず、共生しています。無農薬で栽培されたぶどう畑は、植物、動物、そして人間に理想的な調和をもたらし、そのワインは人生に喜びを与えてくれます。「ワビ・サビ」のワインと対話する時、あなたは、そのワインにかけられた魔法 -造り手の魂- を感じることができるでしょう」(以上フランツ・ホフシュテター)。
今日「ワビ・サビ」は、EU各国、アメリカ、カナダ、シンガポールで展開されており、特にニューヨークをはじめとしてアメリカでは、自然派オーストリアワインの大ベストセラーとなっています。
2019年7月、いよいよ日本にお目見えします。
この記事を書いている人
OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ
寺井 剛史(てらい つよし)

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ