アムンタナージュ・リュベロン・オーガニック・ブランの外観

「アムンタナージュ・リュベロン・オーガニック・ブラン」の香りや味わいコメント

生産者 ぶどう品種 ヴィンテージ 生産国 地方
マレノン ヴェルメンティーノ25%、クレレット25%
グルナッシュ・ブラン25%、ユニブラン20%、ルーサンヌ5%
2020 フランス コート・デュ・ローヌ
Alc 参考価格(税別) 輸入元 試飲日
13.5 ¥1,900 飯田 2023/10/16

「アムンタナージュ・リュベロン・オーガニック・ブラン」レビュー

ワインの外観

アムンタナージュ・リュベロン・オーガニック・ブランの外観

透明感高いレモンイエロー

ワインの香り

グラスを回す前:青りんご、バナナ、白桃、しゃぼん、乳製品

グラスを回した後:青いバナナのような清涼感、メロン

ワインの味わい

溌剌さと滑らかさ(当店で約10か月寝かせていたからか?)、果実味は豊かで酸は活き活き、このバランスが非常に良い、ナツメグのようなスパイス感が力強さ与える、このスパイス感は温度が低いとほろ苦さにもなる、これらを下支えするミネラルもある

その他コメント

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
当店で10か月寝かせて飲み頃(現行は2021Vintage)
ローヌ白にありがちな、突出したコメントは出しにくいが、非常にバランスよく料理とも合いそうな感じのワイン。10か月の保管のおかげもあるのだろうが、良い。
季節

グラス 温度 軽重度
(10段階)
中ぶりびわ 9-14℃ 6

月額330円のエクセルには、「ワインの8段階評価」と「プライベートで買うかどうか(5段階)」も記載しています。詳しくはワインコメント一覧と会員についてへ。

「季節・温度・料理・好み・グラスについて」を読む

ワインを美味しく飲むための大きなポイントは、温度とグラスです。これらを変えるだけで全く味が変わります。私たちサービスマンはこの2つを工夫するだけでお客様に家で飲むよりも美味しいワインを提供できます。

そしてもう1つ、意外と季節でも味が全く違います。食材が変わるから?もちろんそれもありますが、料理ナシで飲んでも違うんです。温度や湿度など色々な影響を受けて味覚の体感が違うのでしょうね。

このワインコメント投稿で「合う料理」に言及することは稀(まれ)です。というのも、同じ料理名でもちょっとした味付けの違いで相性が変わり、情報として発信するには、ブレ幅が大きすぎると考えるからです。

さて、グラスについては私独自の「果実のびわ」などの言葉がでます。どんなグラスを指しているかや、飲食店や家庭で揃えるべきグラスについては今後、写真付きの記事にしたいと思っていますが、ひとまず「びわ」はいわゆるボルドー型のものと思っていただければ幸いでございます。

ワインコメント投稿のコンセプト

「同業の参考になるコメントをupしたい」という想いからです。

プロのワインコメントを知りたい時がありませんか?…でも、検索しても輸入元の説明をコピペした商品がHITし、私たち飲食業が参考にしたいプロのコメントを見つけるのは困難です。そこで自分でアップしようと思い、頑張ってアップしています。月額330円でこの情報をエクセルでまとめたものも入手いただけます。詳しくは下記をご覧ください。

ワインコメント一覧と会員について

輸入元情報

「共同と団結」の精神で高品質・低コストを実現!世界遺産のリュベロン自然公園内に位置するワイナリー
マレノンはリュベロンのワイナリーたちが「共同と団結」の精神を掲げ、1965年に設立した協同組合です。役割分担をし効率的に活動を行うことで、厳しい品質管理の中でも安定性、低コストを実現しています。現在リュベロンとヴァントゥに4,200haの畑を所有、約650人の生産者を擁しています。1988年のAOC昇格にも貢献し、世界に通用する質の高さを追い求め、今やローヌ全体の6%、リュベロンAOCの55%を産するという高い生産能力を誇ります。安定した高品質な造りで、リーズナブルにワインを提供している人気の協同組合です。2006年よりエコセール認証のオーガニックワインもリリースしています。
マレノンのブドウ畑は標高150~500m、リュベロンの山々全域からヴォークリューズ山の南斜面まで、世界遺産・自然保護地区に認定された自然公園内にあります。6つの醸造所はその公園内にあり、工業による汚染の無い自然豊かな環境を保護し、ワイン造りの技術を発展させることで地域社会に貢献しています。マレノン社が各生産者のコンサルタントとなり、栽培からワイン造りの全段階をしっかりと管理します。品質へのこだわりはもちろん、自然環境にもやさしいワイン造りを目指し、ブドウ栽培は基本的にリュット・レゾネ、一部オーガニック認証の畑もあります。2009年より、環境保全を目的とし栽培から梱包までトレーサビリティを行う「アグリ・コンフィアンス」規格に則ったワインを一部生産し始め、今後も徐々に広げていく計画です。2014年よりフェアトレードの国際規格、ISO26000も取得。
ワイン造りは、完熟ブドウを収穫するタイミングとブドウ本来のフルーティさにこだわります。総生産量のうち、マレノン自社ブランドでのリリースは約40%。白ワインは空気圧式プレス機でごく軽くプレスした果汁のみ、赤ワインにはフリーランワインのみが使用されます。それがマレノンスタイルの、豊かな果実味、ソフトなタンニン、スムーズな口当たりの秘訣。飲み飽きせず、食中酒として真価を発揮します。マレノン社は、全てのワインの残糖を2g/l以下に抑え、料理に合うドライなワイン造りをしています。

ワイン名は方言で移牧の意。プロヴァンスの自然をイメージしたオーガニックワインで、白い花や洋ナシの優しい香りにミネラルのタッチ、長い余韻も心地よい味わい。

この記事を書いている人

OFFICE GO SEE代表 / プレゼントワインショップ®オーナーソムリエ

 寺井 剛史(てらい つよし)

ソムリエ寺井剛史

大学生のころのアルバイトがきっかけでソムリエを目指す。
ホテル入社後、『サービス、接客』の虜に。2004年、日本では珍しいフリーのソムリエとして独立。
多数の飲食・小売店でサービス向上による売上増のコンサルティング事例アリ。
「ワインを贈りたいけどワイン選びが分からない」方のために、プレゼントワインショップを設立。

北九州「技の達人」認定者 / 福岡県知事表彰 受賞
技能グランプリ レストランサービス部門 全国3位
レストランサービス技能士1級
日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ